おとし

33歳 Webシステムエンジニア プロジェクトマネージャー 新人研修運営 社内研修講師…

おとし

33歳 Webシステムエンジニア プロジェクトマネージャー 新人研修運営 社内研修講師 MBA(グロービス)

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私と妻とがん

3日前、私の妻が「がんの疑いあり」として要精密検査者となった。 検査結果が出たのは、妻の誕生日と結婚3周年祝いを兼ねた旅行当日の朝であった。 私はこの半年間、仕事がかなり忙しく、また4月からMBAに通い始めたことも重なって、余暇の時間は全くといって良いほど無く、家族サービスらしいことは何一つ出来ていなかった。 普段はもっと早い時期に取れていた休みもずれにずれてしまい、妻は決して口には出さないが、内心は寂しい思いをしていたことだと思う。 そんな中、やっと休みが取れた矢先

    • 1分読書メモ:「0から1」の発想術

      勉強会の課題図書として手に取った本。 MBAを取得するための勉強を始めた今のタイミングで読めて本当によかったと感じる。 本書は、ビジネスリーダーとして押さえておくべき15の発想術とそれを説明するための多数のケースをまとめてくれている。 印象に強く残ったのは「アービトラージ」の項で、GEのウェルチ氏が「他社につぶされるくらいなら自社の事業部につぶされた方がましだ、自分の会社をつぶす方法を考えろ」と社員に命じたという話。 これは「自分はこの会社、この業界を知っているという固定観

      • 1分読書メモ:世界のエリートが学んでいるMBAマーケティング必読書50冊を1冊にまとめてみた

        前著の「世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた」の続編。 MBAマーケティングに関連した書籍を、「仕事でどう生かせるか」「分かりやすさ」「面白さ」という3つの観点を重視して、前作同様1冊5分程度で読める文量にまとめてくれている。 また、ただ要約するだけでなく、著者の方の経験や解説も併せて加筆してくれているのでより理解が進む内容となっている。 マーケティングに関しては疎いところがあったので、聞きなれない単語や理論が多く読むのに時間がかかってしまっ

        • 1分読書メモ:世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた

          海外のMBAエリートたちが学んでいる必読書50冊を要約して1冊にまとめた本。 1冊5分程度で読める文量に要約してくれているので空き時間でサクサク読めてしまう。 1冊1冊の最後にPOINTを1文でまとめてくれているのもありがたい。 既に読んだ本もいくつか収録されていたが、要約の仕方は上手く、頭にすっと入ってくる感覚を覚えた。 きっとまだ読めていない本もPOINTを的確に押さえて伝えてくれているのだろうと感じる。 読了後はYouTubeの本要約チャンネルを50冊分見たよ

        私と妻とがん

        • 1分読書メモ:「0から1」の発想術

        • 1分読書メモ:世界のエリートが学んでいるMBAマーケティング必読書50冊を1冊にまとめてみた

        • 1分読書メモ:世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた

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          1分読書メモ:社会人10年目の壁を乗り越える仕事のコツ

          社会人10年目前後の「多くの悩みを抱えつつも、キャリア上の最も大切な時期」を「キャリア思春期」として、この期に訪れる壁をどう乗り越えるかという内容。 「スキル」 「キャリア」 「職場環境」 「マネジメント・リーダー」 「時代の変化」 の5つの壁に関して計50個のコツを書いてくれている。 キャリアについて悩みがあるわけではなかったが、私自身もそろそろ社会人10年目に差し掛かるので、どんな内容が書いてあるのか気になり手に取ってみた。 その中で一番印象に残っているのは「職場環

          1分読書メモ:社会人10年目の壁を乗り越える仕事のコツ

          1分読書メモ:20代で得た知見

          著者は真夜中乙女戦の原作でもあるF氏。 著者が「20代の内に知っておいた方が良いことは何ですか?」と数百人に訊ねて得たものと、著者自身の知見をまとめたエッセイ集。 エッセイの数は183あり、1つは大体1ページに収まる文量だが、どれも学びが深くて読み応え十分。 個人的に印象に残っているのは、以下の2つ。 49:大前提として人は、食事したのもしか排泄できません 人は自分が優しくされた方法でしか、人に優しくできない。 自分が救われた方法でしか、人を救えない。 人は見聞きした言

          1分読書メモ:20代で得た知見

          1分読書メモ:THE TEAM 5つの法則

          一見すると正しいように思える、以下のチームに対する考えは、誤った思い込みであるとして、これらの誤解を解くという内容。 「目標を確実に達成するのが良いチームだ」 「多様なメンバーがいるチームが良いチームだ」 「チームはコミュニケーションが多ければ多いほど良い」 「みんなで話し合って決めるのが良いチームだ」 「メンバーのモチベーションを高めるためにはリーダーが情熱的に語りかけることが大切だ」 上記の5つは、本書を読む前は「いやいや正しいだろう」と思っていたが、読んだ後は「なる

          1分読書メモ:THE TEAM 5つの法則

          1分読書メモ:世界最高のコーチ

          マネージャーのためのコーチングの本。 コーチングの目的やポイント、すぐに使える対話の例等を丁寧に解説してくれている。 個人的にじっくりと読んだのは「チームをハイパフォーマー集団に変える」というパート。 「メンバーが自分で目標を決められるようになるためのサポートを行っていくのがマネージャーの仕事である」 というは自身にとって新しい視点だった。 ※アンダーパフォーマーは自分で目標を決められない 目標を決める=自発性を育む ために自分に何ができるか、本書を参考に現場で活か

          1分読書メモ:世界最高のコーチ

          1分読書メモ:人生を変えるモーニングメソッド

          「全ては、朝8時までの時間の過ごし方で決まる」として、朝の過ごし方に焦点を当てた内容。 本書の主な主張は以下。 ・朝を成功させることが集中力と生産性をアップさせる ・朝を非生産的かつ月並みに過ごせば、人生もそれに準じたものになる それに加えて「朝何をするべきなのか」「どうすれば朝起きれるようになるか」というところに対しても具体的に記載してくれている。 本書は、内容もさることながら言葉選びも秀逸で、「グサッ」っと刺さるものが多かった印象。 中でも 「スヌーズボタンを押す

          1分読書メモ:人生を変えるモーニングメソッド

          1分読書メモ:すみません、金利ってなんですか?

          「すみません、金利ってなんですか?」とタイトルにあるように、金利、日銀の役割、複利、源泉徴収、年末調整、確定申告、控除、株、為替、NISA、iDeCo、年金等の、お金にまつわる「いまさらこんなこと人に聞けない」という事柄について丁寧に解説してくれている本。 よく耳にするけど意味を説明しろと言われたらできないキーワードが多く登場するので「そうそう、これが知りたかったんだよ」とついつい言ってしまう。 ビジネスマンとしては必須知識を揃えることが出来る教養書であると感じた。 非常

          1分読書メモ:すみません、金利ってなんですか?

          1分読書メモ:チーズはどこへ消えた?

          2匹のネズミと2人の小人のチーズ(手に入れた幸せ)をめぐる物語。 初版は1998年と20年強昔だが、アップルやIBMなどのトップ企業が次々と社員教育で採用しているいう。 わずか100ページ足らずと短いが 「変化に恐れるのではなく、変化を受入れ求めていくことがいかに重要か」 というメッセージが、その短い物語の中につまっている。 無くなったチーズを悔やんでいつまでも同じところに居座るのか、失ったものではなく手に入るものの事を考え続けて新たなチーズを探しに行くのか。 外から見て

          1分読書メモ:チーズはどこへ消えた?

          1分読書メモ:これからの「正義」の話をしよう

          幸福の最大化(功利主義)、自由の尊重(自由至上主義)、美徳の涵養(共通善に沿っているか)という3つの視点から、正義とは何かを考える内容。 幾つもの思考実験が登場し「自分だったら何を正義とするか」を深く考えることができるので非常に面白い。 本書に出てくる思考実験の中で有名なのはトロッコ問題だが、考え抜いて自分なりの正義で答えを出したとしても、「死ぬのが自分の友達だったら?」「死ぬのが5人ではなく1000人だったら?」「暴走したトロッコを止める方法が目の前にいる人を突き落とす

          1分読書メモ:これからの「正義」の話をしよう

          1分読書メモ:行動最適化大全

          「全ての行動には最も効果が出る時間帯が決まっている」という切り口で、世界の最新の研究データを元に、日常生活における改善点やポイントを解説してくれている。 イラストと文章の2部構成になっていて、イラストを見るだけでも何を直せばよいかのポイントは掴めるので「本を読む時間が無い」という人にとっても非常に優しい構成になっている。 各項目毎に根拠や追加情報等の文章は詳細に用意してくれているので、特に気になる項目に関しては理解を深めることが出来る。 個人的に目から鱗だったのは「午前

          1分読書メモ:行動最適化大全

          1分読書メモ:イシューからはじめよ

          著者はヤフー株式会社のCSO(最高戦略責任者)を務める安宅和人さん。 仕事の生産性を上げるためには、課題に対しての「解の質」を上げるよりも、そもそも何に対して答えを出すかという「イシュー(課題)の質」を上げることの方が重要であるというお話。 以下、本書の代表的な考え方 ・「問題を解く」より「問題を見極める」 ・「解の質を上げる」より「イシューの質を上げる」 ・「知れば知るほど知恵が湧く」より「知りすぎるとバカになる」 ・「一つ一つを速くやる」より「やることを削る」 ・「数

          1分読書メモ:イシューからはじめよ

          1分読書メモ:「有名人になる」ということ

          勝間和代さんが「有名人になるということの本質」について書いた本。 印象に強く残っているのは、「有名になる」ということ自体をビジネスと捉え、有名になるためには自分を商品として世の中に売っていくという視点。 自分をある商品と捉えて、その特徴を把握し、どのセグメントのどの顧客であれば受け入れられるのか、そのチャネルを使ってどのようにアプローチすれば売れるのか、その仮説を作りPDCAサイクルを繰り返し、有名になるまで「じゃんけん、じゃんけん、またじゃんけん」の精神で続ければ必ず有名

          1分読書メモ:「有名人になる」ということ

          1分読書メモ:なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?

          「コンサル一年目が学ぶこと」にて本質を追求するための参考図書として紹介されていた本。 タイトルは「なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?」だが、ゴッホとピカソの逸話は少ししかなく、ほとんどはお金、価値、信用といったものの本質について論じている。 個人的には、お金とは直接関係がない「使命を見つけるための最良の方法は、それを探すことではなく使命でないもの(私心・私欲)を徹底的に削ることである」という話が一番印象に残っている。 この話から「本質を見つけるためには、実はそ

          1分読書メモ:なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?