真実を知りたいと思うことは間違っているのか
事件が起こる度に。
私たちは「なぜ?」「どうして?」と、疑問を口にする。
決まってみんなこういうのだ。
「真実を知りたい」と。
一方でコナンくんは毎週こう言う。
「真実は、いつもひとつ!」と。
けれど世の中に広まる情報は数え切れないほどある。
私たちはその中から、真実を見つけられているのだろうか。
毎日流れるニュース。新聞。雑誌。
そして、TwitterなどのSNS。
「通り魔事件が起きました!」それ、犯人誰ですか?動機は何ですか?
「○○が不倫しました!」
証拠は?誰と?そもそも本当に不倫?
「あいつが○○の悪口言ってたよ!」
誰と話してた?そもそも本当に言ってたのか?
私たちは、常に楽しい話題に晒されている。
他人事は、蜜の味である。
第三者でいられる視聴者は、たくさんの想像をし、情報発信する。
何かで火がつけば、それが真実となってしまう。
インターネットの怖さだ。
私たちは鵜呑みにする。
それが、"作られた真実"であったとしても。
記者がいる。
記者の本質とは何か。
私なりの答えは、小説と、映画を元にある。
真実を、知りたいから
「伝えたい」では無い。
ただの私的欲求、『知りたい』。
その欲求は、人をも殺す。
「知らない方がいいこともある」
ドラマの中で、悪いやつはそう言う。
知ることは、罪ではない。
けれど、踏み込んでは行けない場所もある。
危ない組織だとか、政府が、とかではない。
人のプライバシーに、だ。
嘘が出回ってるこの広い電子の中で。
私たちは"本当の真実"を求めていかなければならない。
メディアだけでなく、私たち自身が。
騙されてはいけない。
ひとりひとりが、記者になる。
その覚悟がなければ、生きていけなくなってきた。
メディアは、私たち自身だ。
あなたの生活のプラスになりますように…。