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悲しい物語に弱い私

私は、映画でよく泣く。
嗚咽を漏らすほど泣く。

最近でいえば、『君の名は。』『君の膵臓をたべたい』とか。

たしか一番最初に泣いたのは、『ドラえもん』だった気がする。

帰ってきたドラえもん』っていう映画。

STANDBYMEドラえもんじゃない方ね。
昔の声の。懐かしさ残る短い映画。


人と関わったり、離れたりする中で。
私は悲しいと思うことはあれど、泣くことは無い。

現実で泣いてても周りは助けてくれないってわかってるから。


私は多分想像力豊かな方で、小さい頃から妄想が大好きだった。

妄想と言っても、現実とかけ離れたものじゃなくて。

ありそうでなかったこと。
実際あってもおかしくないこと。

を妄想する。


例えば。

好きなあの子が今日は話しかけてくれる妄想。

例えば。

球技大会でちょっとだけ活躍する私。


普段はそういう「身近な妄想」を楽しんでいた。


だけど、それにも例外があって。
私は、小説や映画によって妄想を膨らませることができる。というか、してしまう

例えば。

主人公がヒーローで、ヒロインを助けたなら。
私が主人公になった妄想。

例えば。

自殺願望の登場人物がいて、どこか私とリンクしたら。
私が死ぬまでのリアルな妄想。

例えば。

人が死ぬ場面があったら。
その場にいる誰かになった妄想。


『感情移入』に近いけど、ちょっと違う。
物語の中に、私が混入するのだ。


だからこそ、人が死別したり、永遠の別れをする物語に私は弱い。

リアルに想像してしまう。


たまにそれが夢に出てくることもあるくらい。


等身大の悲しみは、私の中を通って涙になる。

私は「物語」を尊敬する。


私は、悲しい物語に弱い。

笑い転げる話より、胸が苦しい作品に惹かれる。


もしかしたらそれは、私が「悲劇のヒロイン」ぶった性格をしているからなのかもしれない。
自分勝手だけど、私は暗い。


楽しんでも楽しんでも。
どこかで不安や悲しみを感じやすい


私は、どこか「」なのだろうか。

私の妄想力は、誰かの役に立てる?
私の感受性は、何かを世の中に残せる?


もし、「変」な私でも受け入れてくれる人がいるなら。
私は今より少しだけ頑張れる。


悲しい物語に弱い私」は友人に恵まれている。

あなたの生活のプラスになりますように…。