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読書「多摩川ノート土手の草花」中本 賢 (著) 北野書店  野遊びの達人の書

今日は近所を流れる多摩川について書いてみます。

多摩川の河川敷は我が家にとって、大切な遊び場の一つです。泳げるほど綺麗でなく、いやな匂いもするのですが、そこで、バードウォチング、昆虫ウォッチングに野草採りを楽しんでます。ここは、自転車、徒歩、楽器演奏(管楽器、ギター)、各種スポーツを楽しむ人が集まる都市郊外のオアシスでもあります。

そんな多摩川を、我が家以上に遊びつくしているのが、著者の中本賢さんです。我々の世代だと、アパッチ賢と言えば、だれもがわかるコメディアンさんで、俳優さんでもあるらしい。この本で、彼の自然観察のレベルの高さに驚きました。水中の観察のために、DIYで特殊なカメラを作る話しにさらに驚きました。まさに、野遊びの達人です。我が家も、負けじと、もっと多摩川を遊びつくしたいです。

多摩川は、2019年の台風19号で大きく変わりました。河川敷の桑やオニグルミが流され、残った物は、流れると水害の原因になるため、伐採されました。くわえて、現在、ほったらかしで草ぼうぼうの河川敷を大規模な工事で埋めようとしています。今の状態をせめて、そのまま次の世代に残す方がいいのではと思うのですが、どうなんでしょう?

多摩川に関しては、「アユ百万匹がかえってきた―いま多摩川でおきている奇跡」小学館 田辺 陽一 著、「多摩川水流紀行」 白山書房 大内尚樹著
も、面白いです。

写真は、散歩と収穫の合間に撮ったものです。

写真1:多摩川の河川敷に生き残っているギンイチモンジセセリ。台風19号の後は確認していない。
写真2:河川敷の恵み”ノビル”、採っている人を時々見かける。
写真3:河川敷の恵み”マダケ”、採っている人が沢山いる、家族総出で収穫を楽しんでいる。


写真1


写真2


写真3

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