見出し画像

私の嫉妬その8:人の顔と名前を覚えるのが得意

個人的な意見だが、地味ながら案外高度で役に立つスキルのひとつに「人の顔と名前を覚えるのが得意」というのがある。「英語ができる」とか「聞き上手である」とか、コミュニケーション系のスキルには様々なものがあるけれど、「人の顔と名前を覚えるのが得意」は割と上位にランクインすると思う。

私は昔から顔と名前を覚えるのが苦手だ。そのため不便を強いられることもしばしば。例えば、○○さん呼んできてといわれたときに誰かわからなかったり、話しかけてくれる人や話しかけたい人に対して名前を呼べなかったりしたことが多々あった。学生時代はまだ何とかなったが、社会人になると人と会う回数や話しかけなければならない場面がぐっと増えるため、困る場面も必然と増える。毎日顔を会わせる人なら徐々に覚えられるが、たまにしか会わない人との会話は非常に困ったもので、名前が全然出てこないまま進めるしかない。地獄のような時間である。

覚える気がないからじゃない? と覚えられる人は言いたくなるかもしれない。しかし、私が人の顔と名前を覚えることがなかなかできないのは気合で解決しきれない問題だと私は認識している。できないものはできない、努力しても限界がある。言い訳に聞こえるかもしれないが、紛れもない事実なのだ。

私と同じように人の顔と名前を覚えるのに苦労する人は世間に少なくないと思う。社会生活に大きな影響がある、とまで言わなくてもストレスやプレッシャーがかかったり、問題が発生する機会が多かったりするだろう。悪いストレスやプレッシャー、問題は極力避けたほうがいいに決まっている。人の顔と名前をなかなか覚えられない私たちは、そうではない人よりも過酷な環境下にいる。

名前と顔を覚えてないことは失礼につながるし、失礼とまでいかない場面でも名前を覚えていることは相手を喜ばせ、安心感を与える。そのため、名前と顔を覚えているというのは信頼や信用へとつながり、コミュニケーションを円滑に進める。これが「人の顔と名前を覚えるのが得意」というスキルが仕事でもプライベートでも役に立ち、上位に食い込む所以である。逆に「人の顔と名前を覚えるのが苦手」は生きづらさへとつながる、というのは言い過ぎだろうか。

「人の顔と名前を覚えるのが得意」というスキルはもっと評価されてもいいし、誇っていいと思う。そんな人たちを私は嫉妬するけれど。

ブログとはまた違ったテイストです。