私の嫉妬その2:友達が多い

私は友達が少ない。いないわけではない。少ないのだ。距離的・時間的障壁を除けば、会ってくれるであろう友達はいる。しかし、それは片手で数えるほど。

いるだけ恵まれている方だろ、と思われるかもしれないが、それは客観的、あるいは読者の主観的な問題。私の主観では友達が少ない現状は、冷たくて悲しい現実だ。不人気な私は矮小な存在でしかない。

そんなわけで、友達が多い人に嫉妬してしまう。

私の主観では少ないよりも多い方がいいし、多い人は人気者であるのだから。語弊があるかもしれないが、友達が多いと依存先も増えて精神的安定をもたらすだろう。この辺りの感覚は精神疾患の当事者や社会的弱者なら共感してもらえるかもしれない。

もちろん、友達が多くたっていいことばかりではないし、寂しい思いをしている人もいる。そんなことは頭ではわかってはいる。わかってはいるけど、わかってはいるけど・・・それでも羨ましく、友達が多い人がいる事実が自分が薄っぺらい存在であるように感じさせる。

この感覚は私の中の問題であってどうにかするには自分を変えるしかない。誰かの意見に感化されることもあるが、それは直接私を変化させるものではなく、ときに他人のアドバイスは虚しくも通りすぎてしまう。

いや、あるいは社会が「友達は多い方が良い」と決めつけているのかもしれない。「友達百人できるかな」という歌詞に見られるように、「友達は多い方が良い」というのは社会的に構築された価値観で虚構でしかない可能性もある。既存の社会からの脱却も視野にいれるべきか。まあそれも私自身が頑張る他ないが。

なんにせよ人と接触する機会の少ない今では友達を増やすのは難しいように感じるし、無理して増やすのは本末転倒だ(そもそも無理して増やしたのは友達なのか?)。だから数少ない友達を大事にするのが賢明だろう。

ああ、嫉妬する自分が気持ち悪い。

ブログとはまた違ったテイストです。