7/11

どうして公開当時に観ていなかったんだ!!
「ねことじいちゃん」!!!!

原作も知ってはいたけれど読んではおりませんし、ねこ見たさで手に取って。そういえば岩合さん初監督作品なのに観られてなかったなあと。
観たらねこの可愛さはもちろん、素晴らしい映画だった!

岩合光昭さんを知ったのは小学生の頃。
学研に動物写真が載っていて(付録にポストカード付いてたな。大事にしてたな)、当時は猫のイメージより動物のありのままを撮るすごい人なんだなあと思っていて。
それから数年、間は開くのだけれど犬や猫の写真集を改めて手に取るようになって、個展では写真集にサインもいただいたり(うれしくて尻尾がぴーんってした)。

岩合さんの撮る動物、本当に好きなんだよなあ。

「ねことじいちゃん」は、若者の甘酸っぱさや切なさも、老齢の甘酸っぱさややりきれなくも抱えていかなければいけない切なさや暖かさもちゃんと描かれていて(そこに付随するもう一世代下の心配も)、いろんな世代が観て共感出来る映画だなあと思う(だから何で映画館で観られてないし、今になって観てるんだ…悔)。

体育館のダンスホールのシーンを観ながら、このシーンは世代特有のものだなと思って羨ましくなったりもしましたね。
今の世代にはそういう広いシーンでの思い出(のようなもの)ってたぶん作りにくいよな、なんて。
バブル世代まではディスコに行っている人も多かったかも知れないけれど、それ以降ってクラブに行く人はごく一部じゃない(と思っている地味人間)?(ダンスホールを世代に置き換えたら、の個人的意見であります)

広いパブリックスペースで得られるパーソナルな思い出、或いはその当時は実際には経験出来ていなくても憧れがあったものを晩年に手にする喜びとか嬉しさって、現世代には得られ難いものなのかなと。

映像も音楽も今では一人で手の中で得ることは簡単に出来きてしまうし、それ故に趣味趣向も枝分かれして万人が憧れるものは少なくなっていますものね。
でもだからこそ懐古に憧れる若い人たちも多いのかな。実体験を出来ることはそりゃ出来ることに越したことはないけれど、憧れ続けたものを手に出来たときのきらきらってとても素敵だよね。

あれ、何言いたかったのかまとまらない!
いいもの観たときって、そうね。
とにもかくにもねこ、大好き!!!!

今夜は焼き鳥!
現在、発泡酒2缶。あとはウーロンハイかしらん。

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