北海道ヤドカリ留守番業
瀬戸内海の島から北海道に戻ってきて約二か月……。
冬はやはり寒い!アーンド今いる住処は湯舟浸かれないし寒いのがつらい。
で、どうしてるかというと、銭湯仲間のオタクと銭湯通いで仲良く背中の流しあっこをしている。
食事に関しては、島にいる時のように三食きっちり作ってないが、料理上手なお向かいさんちにお呼ばれして、各国料理をいただくことが多い。
お向かいさんは、イギリスに20年近く暮らしていて、世界各国旅行し、そこで食べた味を再現するほどの料理上手だ。
北海道に戻ってきて食べただけでもこれだけある(しかしこれは一部)
「17年住んでみて、イギリス嫌いなことに気づいた」と言い、今は日本に戻って、日本を満喫中のお向かいさんは、先日福岡旅行に出かけた。
その間、室内で育てている植物が枯れてしまうことをひどく気にしていたので、私が泊まり込みで留守番をすることになった。
初日は鍵の開け閉めに失敗し、警報が鳴り、セコムから電話がかかってくるという事態になったが、その後はなんとか無事留守番。
お向かいさんの家には大きな窓があり、そこから雪景色が見える。
特に夜明けが最高で、朝焼けに染まる雪を観ながらコーヒーを飲むのが最高。
そんなわけで6時には起きる早起き生活だったけど、雪で曇って朝日が見えないこともあった。
それでも白い羽のようにゆっくりと舞い降りてくる雪片を見ながら静謐に浸るのは最高のコーヒータイムだった。
島から戻ってきて以来の一人暮らしを満喫させてもらい、パッチテストのモニターのバイトに行きつつ、好きなものを食べて過ごした。
で、お向かいさんが帰ってくる当日。
私は雪かきをし、部屋を暖め、豚汁を作って待っていた。
お向かいさんは大好物の明太子を買ってきてくれて、豚汁と共に一緒に食べた。
さらにおいしいお土産をもらった。特にこのキッシュがおいしかった。
まあ、そんなわけで北海道でも相変わらずのヤドカリ生活。
年明けは家族旅行に行く友人の母上が飼っている老猫とツチノコみたいなチワワのお世話をすることになっている。
子守りで人の家に住み込んだこともあるし、植物の世話、ペットの世話、子守り等の留守番業でヤドカリ生活な人生。
こんなふうに留守番や子育てなどを気軽に頼めるなら、一人暮らしでも好きに旅行ができたり、行動範囲も広まるのでは?
そんなわけで、ヤドカリにも需要があるわけでございます。
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