珍しく久しぶりに喫茶店に行く。日本橋「LOTUS」というレトロなお店。ちょうど日本橋高島屋の真横にある。以前にこのあたりの鍼灸院によく通っていた。このお店に来た動機は、店主の嘆きをインタビューで読んだからだった。インタビューを読むと「オーダーしていった料理を食べないで、写真だけ撮って帰ってしまう客がいる」ということだった。ちょうどその時に出ていた写真が「フルーツポンチ」。僕は食べずに帰ってしまう客に怒ると共に、フルーツポンチの写真に一目惚れしてしまった。

　お店に着くと、ほぼ満席。「料理にはお時間かかりますよ」と女将さんに断られる。OKしてから、待つこと30分。その間に隣席のおじさん夫婦が、出て来たフルーツパフェを見て顔がほころぶ姿にホッコリ。奥さまが「美味しそう❗️」とウキウキした声を出すと、大将が「美味しそうだねえ」と合いの手を入れる。
　そして出てきた「フルーツポンチ」@1,650。「わあ綺麗」と呟くと、大将が「綺麗だねえ」と返してくれた。メロン🍈や西瓜🍉が山盛りである。ブルーの液体は３種のソーダ🥤から選ぶが、ライムを選択。メロンと西瓜の下からは緑と紫の葡萄🍇、グレープフルーツ🍊、林檎🍎、桃🍑、キーウイ🥝など季節の果物がドッサリ。自分が「フルーツポンチ」に惹かれたのは「フルーツパフェ」などと違って、生クリームやアイスクリーム🍨にフルーツの味を邪魔されないから。今では「フルーツポンチ」は貴重なメニュー。自分の知っている範囲では神田の「近江屋洋菓子店」で瓶詰めをテイクアウトできるくらい。店主の嘆きを、自分が晴らした。
https://s.tabelog.com/tokyo/A1302/A130202/13076474/