面白いことを考えつく人たちがいるものだ。「よろず屋主婦の友」という試み。着実に成果を挙げているようだ。「季刊エス」「SS」も参加させて頂いた。「よろず絵」なるコーナーが立ち上がった。今回は蒼川わか、桜田千尋、DJみそしるとMCごはん、芦屋マキ、りーりんの５人のイラストレーターの先生をラインナップに。これらのイラストレーターを使っての商品開発やPRなどをクライアントに呼びかける。
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　広告事業というのは、媒体に出稿させることが通例である。しかし「よろず屋主婦の友」の発想は真逆である。自社のコンテンツを、他社媒体に使ってもらうのである。これこそマーケットインである。例えば主婦の友社は婦人実用書の刊行がメインであるからして、食品メーカーのHPにレシピを提供したり、著者に製品の効用を語らせたりする。あるいは一押し商品を介する本の出版を引き受ける。お客さんのニーズを掴んで、そのソリューションを提供するB to Bビジネスである。しかもその営業は飛び込みで始まった。今は放っておいても、向こうから来るそうだ。その事業を手がけたのが、元部下くん。自分の配下にいた人たちが、続々と世の中に打って出ていることは、まことに喜ばしいことである。