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マタイ伝第2章1〜12節「注意深く生きる」

12月17日の尾久キリスト教会の広瀬邦彦先生による降誕祭3週目の説教。題材は「マタイ伝第2章1〜12節」でテーマは「注意深く生きる」。自分の息子が幼稚園の時にイエス降誕の劇を演じていた。その時には東方3博士のうち、もつ薬を捧げた博士の役だった。この博士たちは、ペルシャのバビロニアから来た。バビロニアは、かつてユダヤの民がバビロン捕囚となった街。だから旧約聖書に伝えられた救い主の降臨を知っていた。


 キリスト教書の翻訳家・中村佐知氏は自身のHPにおいて「神は時として全く期待していなかった時や場所で、私たちに語りかけてくれる。その声は細く微かな声で囁いてくれるので、われわれはついそれを聞き逃してしまう。神の声が通り過ぎないように、われわれは毎日を注意深く生きることです」。そして17世紀の修道士であったブラザー・ローレンスについて紹介した。元々彼は兵士であった。50歳の頃に大けがをして、傷心でいた。その時に冬の葉を落とした樹木を見て「春になれば花が咲き、実を結ぶ」と思い至った。彼は目に映る全ての万物に神が宿っていると確信した。
 師走に入って忙しくなる今こそ、わたしたちは注意深く生きてゆくべきです。


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