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憂い(140字の小説)

僕は、憂鬱である。僕だけ外には出られない。他の奴らは、外に出て存分に謳歌しているのに、僕が外に出ると失笑される。
僕はいつも、穴に篭って埃の侵入を防いでいる。
僕は、大事な役割をしているのだ。
穴ばかりに居たくない
僕も外に出たいのだ
思い切って飛び出した!

「やだ〜おじさん。鼻毛出てる〜」

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