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雑記「社会人になってエヴァを見たら感想が変化した」

金土日を使い、youtubeで無料公開している序破Qの新エヴァ三作を見直した。

自分は、小さいころにスカパーでテレビシリーズを全部見ている。
グロくて良く分からない劇場版も見ている。
そして新シリーズもすでに全部見ている。
Qにがっかりもしている……。

小さいころのエヴァに対する感想は以下の通り。

・エヴァカッコいい。
・使途良く分からん。
・大人キャラはみんな難しい話してる……。意味わからん。
・思ったより戦うシーン少ないな。
・綾波エロい。
・おっぱい。
・アスカもエロい。けどなんか怖いなぁ。
・おしり。
・ミサトさんはおばさん。
・全体的にグロい。
・おっぱい。
・おしり。

・エヴァカッコいい。
・親と見るのは気まずい。
・裸! エッチ!
・なんかいろいろ大人の事情!難しい!
・で、結局エヴァって何なのさ。

そして今回、新三作を久々に見て、いろいろな発見があった。感想も変わった。
忘れないようにメモしておく。

序:シンジ君可哀そう……

昔は「シンジ君うじうじしすぎだろ」と思っていた。
いいからさっさとエヴァに乗って戦えよ……、なんて感想だったが、今になってじっくり考えると、シンジ君の状況に同情してしまった。

14歳の思春期真っ盛りの多感な少年にいろいろ任せすぎだろと思った。

酷い話である。せっかく父親に会えると思ったのに、よくわからんロボに乗って戦えって言われるなんて。

ていうかぼろぼろで包帯まみれの綾波をシンジ君の前に連れて行くのひどいよ。そりゃ乗るしかないよほぉ。

シンジ君がミサトさんに対してつらく当たってしまうのも、頼れる大人に甘えてしまう子供特有の行動なのだと思うと、なんだか許せてしまった。

とはいえ、ミサトさんも決して大人ではない。

劇中、28歳である。責任重大な仕事に忙殺され、家に帰って思春期の子供の相手をするなんて、大変だ。俺には無理。そらアルコールに逃げるわ。

小さいころは、なんでミサトさんこんな怖いんだろと思って見ていたが、今見るとミサトさんもいっぱいいっぱいなのだと気づく。

……えっ、ミサトさん28!?、俺より年下になったの!? 俺、年取ったな……。

破:シンジ君かっこいい!

シンジ君が頼れる感じに成長した。綾波とのやり取りも大人で、だいぶ余裕が生まれたことが伝わってきた。

父さんに認められたいだけかもしれない、と自分を見つめ直すところなんて、すごく成長を感じた。

ミサトさん、頑張ったね。シンジ君は立派に育ってるよ……。

シンジ君の声優の緒方さんの声はやっぱり素晴らしく、ゼルエルと格闘しながら「ミサトさん!」と叫ぶところなんて本当にかっこよかった。

「綾波を返せ!」のところでウルっと来たのは、年を取ったからだろうか……。

アスカの心情も、昔より良く分かった。自分の居場所を作るために孤軍奮闘して、結局自分一人では何もできないのだと気づくあたりとか、アスカのことをすごく好きになれた。

あと新プラグスーツはエロすぎると思います。思春期の子供に着せる服ではありませんよ本当に。

で、物語は説明不足のまま進み、良く分からないことになっていく。

なんか使途を取り込んで、なんか扉が開いて、なんかすごいことになった。

なんか槍が飛んできて、なんか初号機がとまった。

これは今見てもやっぱり良く分からなかった。ニコニコとかyoutubeで考察を見なければ、完全についていけない。

でもいいのだ。エヴァってそういうもんだし。

Q:シンジ君かわいそすぎない……?

Qを見た誰もが思ったはずだ。説明不足であると。

ちゃんとシンジ君と話してあげなよ。そんなピリピリしてないでさ。

「ミサトさんとか上の人たちがシンジ君に親身になれないのは下の者に示しがつかないから」で納得できるけど、誰かシンジ君側の人つけてあげてよ、と思った。

そりゃシンジ君だって綾波(っぽいだれか)の方へ行っちゃうよ。

……この辺は有名SS「何がQだよ!」ですっきりしたのでまあいいです。

本当にシンジ君かわいそうだった。

Qを見ると一気に冷めてしまう感じは、公開当時に見た感想とあまり変わらない。

本当に事情が分からなくて、何が起きてどうなってるのか、置いてけぼりを食らっている気分なのだ。

誰に対してもいまいち感情移入できず、シンジ君と一緒にただただ無力感を感じるだけだった。

それが制作者の狙いなのかな……。あの破の熱い感じのあとだから、余計に悲しいな……。

とはいえ、「Q」は序破急のQであり、起承転結でいえば物語のラストに向けて一旦沈むボトムポイントであるといえる。

主人公はどうしようもない事態を前に、一旦絶望の底に叩き落される必要がある。Qがそれに位置していることは言うまでもない。

とはいえ、本当に辛いな……。単純に面白さが半減してるし……。うーん。近日公開のシン・エヴァに期待するしかあるまい。

まとめ:やっぱりQがな……

足を引っ張っているのはQである。何が起きているのかよくわかんないのがエヴァと言われればその通りだけど、置いてけぼりが過ぎて、なんだかなぁという感じ。

幼いころに旧劇場版を見た時の感覚を思い出した。

……やっぱりそれが狙い? うーん。

ちなみに、設定の考察を見るのはすごく好きだということが良く分かった。

空白の14年に何があったのか、とか、アダムとは何か、リリスとは何か、とかとか。本当によく考えるなぁと感心して見ていた。

設定に関してはよくわかんないけど、キャラクターを改めて好きになれたのは大きな収穫だった。

「大人になって見ると見方が変わった」なんてよく聞く感想だけど、自分が言う側になるとは。

まとめ。

ミサトさん、マジでお疲れ様です。尊敬してます。


以上!
解散!
明日は仕事だよ!
俺も頑張るよ!

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