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多くの人に知ってもらいたいことを漫画にしてくれてるnoterさん発見!!

昨日、応援したいnoterさんと遭遇しました。
これはシェアしなくちゃ!!

わたしがまだ日本で田舎暮らしをしていたころ、夫は田舎暮らしのことを書いた本を出版しました。その版元の編集者さん経由で知りました。弱者に向き合い、信念を持って世に問うべき数々の社会問題を本に残すことは歴史の一旦としてもたいせつだと思いますが、それを担っている出版社です。

わたしはミシガン州の片田舎でのんきに暮らしている没イチアラ還ではありますが、日本の国会中継を見るのは趣味だし、数々の社会問題もけっこう興味を持って知ろうとしている海外在住日本人です。

日本に住んでいないからこそ、世界の情報と照らし合わせて物事を考える視点もかなり身についていると自負しています。そんなわたしがとても残念に思っていることのひとつは、日本での移民や難民に対する対応があまりにひどいということです。

ここ数年、帰国するたびにわたしが住んでいたころの日本とはかなり変わってきていて、都市部のコンビニ、レストラン、ホテルと働く人々にどんどん外国人労働者が増えていることも肌で感じています。

そんな外国人と出会うたびに、わたしは自分が学生だったころのことをちょっぴり思い出します。19歳のころにわたしはほんの半年ほどでしたが、イギリスのホテルで研修生/実習生の名のもとに、英政府からの労働許可をもらい僅かな賃金で“ホテル研修生”をしていたことがあります。

研修と言っても、早朝からホテルのカフェテリアでウェイトレスをしたり、客室の掃除やルームサービスなどをするのが仕事でした。振り返ればおもしろい経験でしたが、ホテル側にすれば超安い賃金で労働力を得ていたという見方もできます。

ちょうど、ソニーのウォークマンが発売あたりの時代です。インターネットとも無縁の当時、イギリスから見た日本は「サムライの国」レベルに見えていた人もいて、「日本人でもジーンズをはくのね。みんなキモノを着ていると思ってた」「えっ?フォークとナイフ使えるの?」と笑われたり、差別的発言でからかわれたりしたものです。

英国の小さなホテルで働く労働者たちにとっては、KAWASAKIの名のバイクにまたがり、Sonyのラジカセを誇らしくもっていても、それが日本とは結びついていない感じでした。高度成長期のあとの日本でさえ、大英帝国の誇りを継承する英国人にとっては、アジアの小さな国から来た実習生としてかなり見下す発言をしていたことだけは記憶に残っています。

とはいうものの、人はみんなあたたかくて、いい人ばかりで、悪気のないものでした。ただの無知、無教養からくる言葉だったのだと思います。そんな昔の経験もわたしにとってはかけがえのないものです。

日本で働く外国人労働者というだけで、上から目線で彼らをみつめる人や待遇を知るたびに今から40年以上も前の我が身を重ねてしまいます。

そんな自分の過去はさておき、今もわたしは国籍は日本人でありながら在米の移民として暮らす人生を送っていますから、移民や難民といった、母国で暮らしていない人たちのことはとても気になるのです。

特に日本は島国で閉鎖的な国家ゆえ、難民受け入れについては、諸外国に比べて桁違いに厳しい国です。少子高齢化に歯止めがかからず、これからも移民の受け入れなしには国家運営が困難な状態であり、実際に今の社会がまわっているのもたくさんの外国人労働者のおかげという現状があるのに、人権をまるで無視したルールがまかりとおり、ひどい待遇が法的にスルーされています。

わたしが昨年見たドキュメンタリーで『Ushiku』というのがあります。興味のある人は是非見てほしいです。以下トレーラー

そして、最近も何より胸の痛むウィシュマさんの事件が名古屋入管で起こりました。わたしには入管施設で人権を無視するような対応により、亡くならなくてもいいはずの命が葬られたようにしかみえません。その現実に泣き寝入りせずに、戦う姿勢を見せたウィシュマさんのご家族と多くの支援者の声も届かず、つい、昨日のニュースで報じられたところによるとウィシュマさん遺族が真相究明を求めるため、日本滞在の延長を求めていたのにビザ延長が退けられたというのですから、なんともひどい話です。関連ニュース

まっすぐに向き合おうとせずに、都合の悪い真実を排除して終わらせようとする日本。このところ、すべてにおいて目に余ります。日本人としてほんとうに恥ずかしいし腹もたちます。しかし、これというのも、社会全体がそういう問題を我がこととしないこと、多くの日本人がそんな恥ずかしいことをしている国が日本ということを認識していないことにも起因していると思います。

なにごとも知ることからしか社会は変えられません。是非、事実を知らせようとしている本があること、それぞれの方法で弱い人々のために戦っている人がいることを知って声をあげてほしいと思います。

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