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やらかし夫婦が無事に戻ってきました【息子夫婦と暮らす#32】


命がけのミッション大きなやらかしをしでかしたタロー夫婦が日本での滞在を終えて無事に戻ってきました。

失くしたグリーンカードは結局みつかりませんでした。

本人が正確にどこで失くしたかを覚えていないので“後の祭り”ですが、トロントのホテル滞在時のチェックインで見せたというのですから、その時にもらい忘れの可能性は高いと思うのですが、ホテルに連絡しても「そんなものはない」とあっさり回答だったそうです。

失くした本人にとっては、パスポート以上にたいせつですが、他人にとっては何の価値もありません。グリーンカードには名前以外、連絡先など載ってませんから、たとえ誰かが拾ったとしてもゴミ箱にポイって可能性のほうが高いのです。

グリーンカードを紛失した場合の対処方法をアメリカ大使館のサイトで確認すると、失くした人が米国に帰国するための手続き方法として、ボーディング・フォイル (Boarding Foil)を大使館で発行してもらうことができるようでしたが、もし10年が経って失効している古いグリーンカードがあればその必要はないとのことでした。

わたしがタローの部屋をひっかきまわして探し出した古いカードのおかげで、ボーディング・フォイルという、米国行きの飛行機に乗せてもらうためだけの書類I-131Aの発行にかかる費用、$575(紙一枚の発行代、バカ高っ!!)は不要のようです。カードを安全に早く日本に送付するのに75ドルもかかりましたが、それでも500ドルお釣りがくるのでマシでした。

帰国便の航空会社と何度もやりとりし、「念の為、カナダ入国に支障がないよう電子渡航認証システム(Electronic Travel Authorizations:eTA)は取得して下さい」とのアドバイスを受けてeTAを済ませました。帰国のチェックインのときにも航空会社カウンターで係員が何度もあちこちに電話でなんらかの確認をとった挙げ句にやっとデトロイトまでの搭乗券がもらえてホッとしたそうです。

ただ、飛行機には乗せてもらえましたが、米国の入国管理で古いカードで難なく通してもらえるかは、担当するイミグレーションオフィサーの判断次第とのこと。最後の最後まで気をもみましたが、オフィサーは良い人だったようで、事情を説明して古いカードを見せたら「米国に戻り次第、再発行の手続きをして下さいね」と言われただけで通してくれたそうです。

再発行の手続きにも$540かかりますから、もし古いカードがみつかっていなければボーディング・フォイルと合わせて$1,115もかかるところでした。

どちらにしても、"やらかし代"にしてはかなりイタイ。😅

ともあれ、終わったことは仕方がない。

とにかく、二人が日本滞在を楽しんで無事に帰って来ることができてめでたし、めでたしです。

帰宅するなり、二人が口を揃えて

So happy to come home!!

東京の狭いホテルの部屋で1ヶ月過ごしていたので、広々とした空間がよりうれしそうです。

「ギターも弾けるし、家の中で運動もできるし、やっぱ、うちはいい」

ムーちゃんは、今回の滞在で「餃子の王将」がとっても気に入り、二人で何度も行ったそうです。駄菓子屋さんをみつけて何度も通ったとか、彼らなりの日本を楽しんできたようです。

そして、わたしがおったまげたのがコレです。

お気に入りだけを持って帰ったらこんなになった

日本に帰ってもお菓子に興味がないわたしは、スーパーに行ってもお菓子のコーナーはほとんど見ることもありません。森永のミルクキャラメルはちょっぴり懐かしく、ルマンドは美味しいと思うけどあとはどれもわたしにとってまったく未知、存在すら知らないお菓子ばかりでした。

いやはや、日本の楽しみ方も人それぞれなんだなぁとつくづく思った次第です。😆

ムーちゃんが「無事に戻ったお祝いに、ディナーの代わりにお菓子パーティーをしよう」というので便乗しました。

どれもこれも、さすが日本!!味や食感の繊細さ、ディテールへの拘りが深いと感じましたが、ふだん食べ慣れないものをたくさん食べてしまったので翌日のわたしの胃袋はなんともフツーではなくて、お菓子の食べ過ぎを後悔したのでした。

ところで、たった1ヶ月の日本滞在でタローは10lb(約5kg)も体重が増えたので、これからまた健康的な暮らしに戻りたいとのことです。

また3人+2匹で、いつものルーティンの暮らしが始まり、始まり〜。




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