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46歳シロウト、トレラン合宿に行ってみたいという夢を持つ

漫画家のマルサイさんのおかげでランニングを始めてすぐのころ、

「いつかトレイルランニングをやってみたいんです」
とマルサイさんは言って
トレイルランナーガチオさんのYouTubeをおしえてくれた。

見てみた動画は、ガチオさんが富士山近くの山の尾根を30㎞縦走するもの。


私はそれまで、トレイルランニングなんて言葉も知らなければ、
山の中を走り回る競技があるということも初耳だった。

ガチオさんの動画を見た感想は、

こんなに気持ちのよさそうなスポーツがあるなんて!

自然のなか、森の道をさっそうと走っている映像は
見ているだけで気分をよくしてくれた。

子どもの頃に親に連れられて山登りをしたことはあるけれど、
走ったりしたらきっと注意されたと思う。
危ないし、ペースが速くなったり遅くなったりする方が疲労するから、と。

実際にそういう思い出があるわけではないけれど、常識的に考えて山道を走り回るなんてとんでもないじゃないの。

だいたい山登りと言えば、夏でも長袖長ズボン、ねん挫しないハイカットの登山靴がセオリー。
だのにガチオさん、袖なしシャツに短パンで走り回っているのだ。

け~い~そ~う~

めちゃくちゃ楽しそう。

普通に登山と聞いても何も感じないけれど、
「山道を走り回れる」と聞くとなんとも魅惑的。
猿の血が騒ぐ、とでも申しましょうか。

整った硬い道より、がっちゃがちゃの自然のなかで飛んだり跳ねたりしてみたい!

ガチオさんのように30㎞なんてとても無理だけれど、
10㎞くらい進めるようになってみたい。
そんな新たな夢を持った瞬間だった。


プロトレイルランナーおっくんとの出会い


トレラン未経験者にとって
近所をランニングするのと、山を走ることの圧倒的な違いは
傾斜や路面うんぬんより先に

道がわからん

ということだと思う。
山道って、どこから入るの?どこに通じてるの?
何もわからないから、気軽に始められない。

でもこれホントに、やってみたいことはやたらと口にしておくもんですね。

次女の第二の親と言って過言ではない素敵な保育士さんと親交を保っておりまして、
お茶した折に「トレランというのをやってみたいんですよね」と話したら、

「奥宮先生の夫さん、プロのトレイルランナーですよ!」というではないですか。

奥宮先生というのは、次女が赤ちゃん時代の保育士さん。
ヒジョーに独特な保育日誌を書いてくれる方で、勝手にすごく親しみをもっていた。
さっそくランチ💛の機会をつくっていただき、
夫である奥宮俊祐選手ことおっくんにつないでもらったのだ!

 
なんせ近くに住んでいるので、まずは事務所に遊びに行きーの
日帰りセミナーに申し込みーの
走り方を習いーの
おっくんが輸入しているザックを買いーの

まさに、とんとん拍子ですわ。

今になって思えば、
奥宮さんなんていったら、トレラン界では本当に多くの人たちから尊敬される存在で、記録をいくつも持つ選手であり、大きな大会をいくつも主催しているすごい人。

でもそんなことぜーんぜんわかってないから、
なんなら「ご近所のパパさん」くらいからスライド参入して
おんぶにだっこの、
すごい図々しい近所のママさんな私であった。

またおっくんが本当に本当に気さくないい方で、
こんなに気さくでいい方ってそんなにいないよってくらいで、
威圧感が-100くらいなので、ついつい。

ご近所や私の夫も誘ってランニング講習してもらったり、
マルサイさん、本多さおりさん、編集見上さんも誘って体育館を借りての講習を開いてもらったりもした。
(すぐに疲れて「できない」とか言うので、おっくんをして「こんなにゆるい講習は初めてだ」と言わさしめる)

おかげで、走って膝を傷めることがなくなった。
ちゃんと習うって大事だなあ。
走るときの正しい体の動かし方、46にして初めて知りましたよ。
体育でやってくれよ~~



さておき、
そのおっくん、日帰りで山に同行してくれるセミナーだけでなく、
1泊のトレラン合宿も催しているそうな。
コロナ禍前は、なんとスイスツアーもやっていたんだって。

ものすごい、憧れてしまう。
遠くまで行っておっくんと仲間たちと泊まりでトレランできるなんて
すばらしい体験になること間違いなしではないか。


似てない……


老いきるまでに一回、行ってみたい。

そのためには、仲間についていけるだけの実力をつけなければ。

新たな夢を持ち、
普段のランニングのモチベーションも爆上がりしたのでした。

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