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カカオトーク②

・・・<昨日からの続き>
状況を整理すると、私に話をした女性をA子として、A子の夫の浮気相手をB美とすると、B美の夫に浮気がバレて、B美の夫がA子を訴えると言い出したのだそうだ。A子が夫の浮気相手のB美に損害賠償請求をするというのなら分かるし、B美の夫がA子の夫に損害賠償請求をするのなら分かるが、何故にB美の夫がA子を訴えるのか?そこが最初は良く分からなかった。

話が全く見えないのでA子に説明を求めたら、A子は夫のカカオトークを盗み見てB美の存在を知り、そのIDを特定し、他のSNSでのB美の投稿を発見し、分析を続けたところ、B美の名前とB美の子供も特定できたので、A子はB美の子供に会いに行ったとのこと。これは素人の手わざとは思えないが、素人のA子が自分の知識を駆使して情報を集めたようである。

しかし他人の学校に入ること自体が現代社会では難しいと思うので、どうやって入ったのかと聞くと、A子はあっけらかんと「自分の子供がその学校に進学したいと考えているので見学させてほしい」と言って、正面から堂々とアタックしたとのこと。学校側は将来の父兄になるかもしれない客を歓迎した。何とも凄い技である。A子は何処でそんな技を身に着けたのか、私はそっちに興味を持った。

ともあれA子は学校に正面玄関から入り、B美の子供の部活も事前にSNSで調査していたので、「〇〇部の活動を見せて欲しい」と教師に言って部活を見れたという。それから、部活の顧問に「△△という生徒は誰ですか?子供が以前お世話になったようなので」と言ってB美の子供を教えて貰い、子供と会って話をし、B美の情報をいろいろ聞きだしたそうだ。・・・何とも、凄い執念というか、自分の目的のためには手段を選ばない女性は怖いものである!

その後、子供からA子の話をB美の夫が知り、それが契機でB美の浮気を夫が知ったということ。そしてB美の子供はそのことがショックで寝込んでしまい、それに対してB美の夫はA子に損害賠償請求をしたいと言い出したとのこと。現時点では請求された事実はないとのことだが、何とも複雑に込み入った話であった。

A子は私に、「自分はどうすれば良いか」と聞くので、ややこしくなるので先ずはB美とカカオトークをするのは止めて、B美の夫の出方を見ていれば良いのではないか。今は様子見ではないかと答えておいた(何せB美がB美の夫を説得したというらしいから)。

今の40代の男女関係の生態の一部分が見えて、全く世の中の動きについて行けない自分がいて、改めて自分の無知さを知った次第である。
#note   #エッセイ   #高齢者   #フリーター   #役立たず
【記】やく・たたず(屋久 佇(竚))

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