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オキナワキノボリトカゲ

「オキナワキノボリトカゲ」は、全長オス最大31cm、メス24cm。美しい身体と太古の恐竜を思い起こさせるような顔。身体の色を保護色に変化させることができます。懐っこい性格ではありませんが、攻撃的でもありません。主にアリを食べますが、樹上生活をして、樹液に寄ってきたチョウ・ガといった鱗翅目・アブ類などの双翅目、鱗翅目の幼虫、地表にいる甲虫目、セミ類、クモ、ヤモリの幼体なども食べます。22度~27度が適温で、寒さに弱く、冬眠をして越冬します。

もともと屋久島には生息しない動物で、環境省のレッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類に指定されていますが、屋久島で生息域を拡大しつつあります。鹿児島県では、条例に基づき「指定外来動植物」と位置づけ、取扱いを規制していますが、もともと、日本固有種です。

野生個体の流通はとても少なく、本州ではペットショップで1,500円~5,000円ほどで販売されているようです。現在、動物愛護法で対面販売が義務となり爬虫類等の通信販売は基本禁止されています。

屋久島では捕獲したり、育成すること、島外へ持ち出すことは条例で禁じられており、鹿児島県自然保護課野生生物係に連絡するように呼び掛けています。

オキナワキノボリトカゲ