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私ともえこの登山道の話。

私の山ライフは、もえこによって彩られている。
彼女とは、登山サークルで出会った。そのことだけで入会した意味があったと言い切れる。年齢も登山歴も同じだし、考え方も似ている。師匠からは漫才コンビのようだと言われるほど、しっくりくる存在だ。

そしてなにより、登山の楽しみ方が同じで、一緒に山に登る回数はNo. 1だ。お互い登山経験はひよっこで、永遠の初心者と名乗っている。なので、2人だけで行く山は案内表示が完璧な神奈川県の大山くらいだ。

私たちのお気に入りの写真※撮影:もえこ
(いつもお世話になっている師匠、顧問と。みんな死んだ表情がポイント)

彼女とは漫才コンビ以上に、運命共同体なのではないかと思ったエピソードがある。これまでに死を感じたことは2度しかないのだが、その両方で隣にはもえこがいた。

1回目は登山の帰り道、私が車を運転し、彼女が助手席に乗っていたときのこと。
右折する際に、お互いが左のみを確認し右を見ずに走り出し、直進してくる車に気づかなかった。盛大にクラクションを鳴らされ、心臓が飛び跳ねつつも、私はノロノロと動きを止めずになんとか右折しきり、ことなきを得た。
右折時に運転手が右を確認しなかったという衝撃の反省は、無事笑い話となっている。

2回目は、雪道ハイキングの下山時。
雪が積もっていたので、登山道を開拓して下山していた。もう少しで地上に辿り着ける頃、ほぼ垂直の斜面を下りることとなった。そもそも雪道を歩くのは2回目くらいで、我々は恐怖に慄いた。一度滑ったら、最後まで止まらなそうだ。
足がすくむ私たちのために、師匠が先導して足場を作ってくれ、後ろ向きにハシゴを降りるように進み、なんとか下山し切った。
頑張ったご褒美にご当地ビールを買ってもらったこともあり、こちらも無事笑い話となった。

2人でいると笑いが絶えない

そして彼女は、楽観視しすぎな私を導いてくれるよき理解者でもある。これまでにもらったアドバイスを聞いていただきたい。

  • ベテランのゆるやかは信じるな(価値観の違いがある)

  • どんな山でもしんどいと思え(自分の体力レベルは底辺だ)

  • 冷えたら終わり(自ら発熱できない年齢を考慮せよ)

  • コーヒーを飲む時はカフェインレス(トイレの不安を最小限に)

そして我々は時間厳守をモットーとしている。歩きは雑魚だからそれ以外で迷惑をかけないように、という謙虚な思いからだ。そのため、どのメンズよりも早くお風呂から上がれる自信がある。

 
登山を趣味とする人々は、絶景があるから辛いことも頑張れると言うが、彼女は違う。絶景のせいで、辛かったことを忘れるのが登山の怖いところだと言う。そういうところが私は大好きだ。
これからも、ゆるっとくすっと山登りを楽しめることを願う。

楽しい日々をありがとう!

貴重なお時間を使って最後まで読んでいただき、ありがとうございます! noteアカウントなくても♡押せるので、ぜひお待ちしています(圧) 冗談抜きで…私の日記を楽しんでもらえることはとても嬉しいです☺️また遊びに来てください〜^^