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学生生活1か月を振り返って

2022年4月9日の第1回目の講義から間もなく1か月。ようやく環境にも慣れてきました。ここで、社会人大学院生のリアルについて少しお話したいと思います。

クラスメイトってどんな人たち?

私が所属する専攻課程のクラスメイトは計16名。うち男性は13名と圧倒的に男性が多いです。年齢層は憶測ですが30台前半から還暦手前の方まで幅広いです。
職業も様々で、金融機関、コンサルタント企業、製薬会社、インフラ関連企業、システム関連企業、自動車メーカー等々、多種多様な業種に所属されている方々が集まっています。
通学も私のように近距離の方ばかりではなく、岡山、広島、奈良、京都、名古屋などから通学されている方もいます。
ちなみに1期先輩には東京、香川県から通学している人もいるようです。
このように、皆さん仕事が忙しい上に毎週末は学校に通い、しかも遠い場所から通学するなど、大学院で学ぶために注ぐ気力は相当なものです。

講義について

4月2日から本格的に講義が始まりました。
講義は1科目3時間を1日2科目(計6時間)のペースで進め、1科目はおおよそ2カ月をかけて回すことになります。
現在は財務会計と経営戦略の2科目の講義を毎週こなしています。

講義は単に先生の話を聴くというよりも、ディスカッション、グループミーティング、プレゼンテーションが主体の形式で進められます。
皆さん積極的に質問をしてきますし、時には先生からも鋭い質問が飛んでくるので、毎回、講義中は真剣勝負です!(笑)

グループディスカッションの様子

課題について

MBAと聞けば、徹夜も辞さない分量の課題が出て大変!
とはどこかしらで耳にした話でした。
実際は?というと・・・正直、大変です!(笑)
特に、財務会計初日に出された課題には目がくらみそうになりました。
詳細については触れられませんが、Excelが苦手な人にはさらに過酷な課題であったと思います。
本当にどうしたらよいのやら・・・??といった内容でした。
でも、人間やればなんとかなるものです。
先生もMBAに来ているということは、このぐらいはこなせて当然!と考えているのでしょう。
その期待に応えないわけにはいきませんね。
とにかく課題の分量が多いので、最近は講義終了後に学校に居残り、土台部分だけは仕上げるようにしています。平日に徹夜なんてできないですし・・・。

財務会計の課題作成中

大学院生になってからの心境変化

入学して以降、何か変化したことと言えば人生観とでもいうのでしょうか。
ここに集っている方たちは皆さん、安定した企業に所属され、それなりの地位に就かれている方も多いように思います。
そんな人たちがなぜさらに大変な思いをして勉強をするの?
多くの方が思う疑問かもしれません。私も以前ならそのように考えた一人でしょう。でも今はこうした疑問はありません。

世の中のニュースを見て私たちの将来に何か明るい希望が見えますか?
私たちが将来受け取れる年金は十分な水準ですか?
物価はどうなっていきますか?
実質所得はどうなっていきますか?
今の会社は未来永劫存続しますか?
医療技術は向上し平均寿命は伸びそうですが、伸びた寿命をどのように生かしますか?生活はどうしていきますか?
漠然とした不安はありませんか?なければ幸せな人でしょう。

私はごく普通の特に取柄もないサラリーマン。
こんな私がこの世の中や未来に対して何も危機感を覚えずに暮らしていけるのなら、私以外の世界中の全ての人たちはもっと余裕な顔して、現状の生活に変化を加えることなく暮らしていけるような気がします。

でも、こんな私でも漠然とした不安を抱えているんですから、現状に安堵することのできない人たちがいても当然ですよね。
きっと、ここ(大学院)に集っている人たちは、そういった心境の方が多いのではないかと思います。

今のままでも特に不自由はない。でも、ここに安堵していて良いのだろうか?可能な時に自分自身の力を蓄えておかなければ・・・

何ができるわけでもない。大きな事業を興こして成功させることもできない。でも、何かしら自分自身を奮い立たせたい。これまでの自分を変えたい。

そういった考えを持つ人たちにとって、「勉強」という努力はごく普通の人たちでも地道に取り組める最善の方策なのかも知れませんね。

「大学院1か月を振り返って」 おわり


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