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【hint.505】「あなた自身のエピソード」も大切に

「エビデンス」という一般的な情報。

「エピソード」という個人の体験。


「このどちらにも正しさがある」ということを理解するまでに、僕もかなり時間がかかった。

エビデンスを根っこに持って話をすると、うまく「説明ができる」からわかりやすいし、説得力がある。

だけど、

じゃあうまく「説明できない」相手の意見に耳を貸さずに、「説明できる」自分の意見でねじ伏せていいのか?

と問われると、それは違うよね、と。

僕の「大切な一冊」のひとつである、『医療におけるナラティブとエビデンス 改訂版──対立から調和へ 』。


こちらの本の著者の斎藤清二先生の書かれる文章は、やはり僕にとってはとてもしっくりくるし、効果的なものです。

この意見は、僕個人としての「エピソード」であり、「エビデンス」はありません。

でも、「エビデンス」のある情報と同じように尊重されるもの(尊重することができるもの)であるのです。

今日のあなたにも、「あなた自身のエピソード」も大切に取り扱える瞬間がたくさんありますように。

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