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【プロット】超能力を手に入れた劇団員が、流れるプールに

 劇団の看板役者といわれる俺は、念動力を使う。
 時々大道具を動かしたり、水を波立てて見せることもある。
 もちろん誰にも気づかれていないはずである。
 お陰でうちの激は迫力が違うと評判になった。
 近頃思うのだが、超能力がかなり強くなっている気がする。
 始めはさざ波を立てる程度だったが、何トンもの水を動かせるまでになった。
 考えてみれば、水を自在に操れれば大きな仕事ができるはずだ。
 例えば運河をコントロールすれば世界を混乱させるだろう。
 釣りをするまでもなく魚が手に入るし、新鮮な食塩や海藻なども獲り放題だ。
 今日は暑いのでプールへやってきた。
 流れるプールをちょっぴり細工して浮き輪の周りだけ渦を作って回って遊ぶ。
 これがなかなかいい。
 世界を混乱させるのは、また今度にしよう。


「利益」をもたらすコンテンツは、すぐに廃れます。 不況、インフレ、円安などの経済不安から、短期的な利益を求める風潮があっても、真実は変わりません。 人の心を動かすのは「物語」以外にありません。 心を打つ物語を発信する。 時代が求めるのは、イノベーティブなブレークスルーです。