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不幸にする親-人生を奪われる子ども-

2008年に書かれた本。著者はアメリカの臨床心理学博士ダン・ニューハース。

じぶんの現在地を知る上でも読んでほしい

こりゃみんな読んだほうがいいぞと思ってしまうほど興味深い本。親になったら読む。親になる前に読む。親がしんどいと感じたら読んだらいいのにーと思う。けど、いまが、「これって、不幸にする親!?」ってうっすら気づいたけど、気づかないままそっとフタをしておきたい状況の人は読みたくないだろうなぁ。そんなときほど、読んでみて、じぶんの現在地を知るのは大切だと思うけど。

不幸にする親

距離をおく!?それができりゃ困ってないよ

毒親系の本を読み漁って、どの本にも「距離をおきなさい」って書いてあるのだけど、「それができりゃこんなに困ってないよ」というのが多くの本音なんじゃないだろうか。そんなわたしの「はてな」に対して、ひとつの納得感のある解を示してくれたような気がする。

正解なんてない

本では「親との間に健全な境界線をひく」という表現で、かならずしも”対決”はしなくてもよい。”許し”についての誤解。つかんでないで”放す”など、具体的な解決方法とその場合のメリット・デメリット、それらを経験した人のエピソードとともに紹介している。どれかひとつの「正しい」正解があるのではなく、経験者はみんな自分のいまある状況の中で、選択し、行動している。

この本はスーザン・フォワードの『毒になる親』の続編とも呼ばれている。まだ読んでないのだけど、このあと読もうと思う。

不幸にする親 人生を奪われる子ども
http://www.amazon.co.jp/dp/4062814811

毒になる親 一生苦しむ子供
http://www.amazon.co.jp/dp/4062565587



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