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わかりあえないことから


「他者と働く」の冒頭で紹介されていた本。「わかりあえないのはわかってるけど、わかりたいんだから」という思いで相手のナラティヴを見に行って、あらゆる方向から橋を架けては落ち架けては落ちを繰り返してみたけど、どこにも橋を架けることができなかった。

くやしいけどわたしは橋を架けるのをあきらめたのだ。ナラティヴのだいぶだいぶ深いところまで行かないとわからないし、その奥底のナラティヴはその相手自身もふれたくない部分だったのかもしれない。

読書記録

あらためて「わかりあえないことから」を読んでみて、「深いところ」だと思っていたナラティヴは「だいぶだいぶ深いところ」だったのだと気づいた。そこはもはやわたしの育ってきた文化や言語では到達できない部分であり、わたしにはもう、そこをわかりたいというために費やす、時間も気力もなくなってしまった。

そうそう。疲れたのだ。だから、いまは、あきらめたのだー。
「心はわかりあえないんだよ、すぐには」

わかりあえないことから
http://www.amazon.co.jp/dp/B00APR9FJU

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