目標設定
あの人みたいになりたい。
そういう憧れや目標を持ったことがない。
毎日運動して、少し痩せ始めて、さて、何を目指そう。
誰になろう。
どこを目標としようか。
ふと、それを考えた。
きっかけは、私と同じようにダイエットに励む主人が言ったこと。
「俺さ、人から『何かスポーツされているんですか?』って聞かれるようになりたい。今は、『痩せましたね。』なんだよ。太っていた自分があって、今の痩せた自分がいる。太っていたことが前提なんだけど、それがもう無い状態にしたい。見るからにスポーツしてそうな人になる。」
それが、彼の目標だった。
いる、そういう人いる!
アメフトやってたんですか?
体鍛えているんですか?
サーフィンやってるんですか?
って聞いたことがある。
彼の言う意味が、とても容易にイメージできた。
彼のランニングの新たな目標はそこらしい。
デブだった過去の自分を、完全に”亡き者”にするという、すごく革命めいたものだった。
そして、自分で設定した数字的な目標に満足するのではなく、あくまでも自分が”世間一般的にどう見えているのか?”を冷静な第三者目線でジャッジしてもらう。その設定システムよ。
なるほど、それは非常に面白い。
私も、そのように自分任せではない目標を作られたら。
そう思った。
さぁ、どうなろうか。
私もいつか聞かれる日が来るのだろうか。
「ヨガでもやっているのですか?」と。
いやね、それは、正直、無さそう。
そこまで美しく、細く、なれる気がしないのよ。(笑)
もともと体格もがっちりしているし、そもそもの線が太いのよね・・・。
ヨガやっている人の、華奢で細く肌の色も健康的な、あのハワイアンな雰囲気は、自分は持ち合わせていない。
どちらかというと日本人らしい、平安らしい雰囲気なもんで。(笑)
あ、自分の好きな人の姿を目指すというのはどうだろう。
私が好きな女優は、高畑充希。
「高畑充希さんみたいですね」
これを目指すか?
いや、それにはもう整形のレベルだ。
これもどこか違う。
もうあと5キロくらい痩せることが目標なんだけど、そうなった時、自分はどうなっていたいのだろうか?
何と言われたいのだろうか?
綺麗だね、とか、可愛いね、とか、そういう言葉がほしい訳でも実はないし。
うーん。。
すごく考えて、考えた。
そして、少し見えた。
自分なりにしっくりきたのは、
「昔から変わらないね。」
と言われること。
これをずっと言われ続けたい。
30代の今の感じをおばあちゃんになるまで、続けていたいなって。
上がりもしなければ激しく下がりもしない。
服装、髪型、姿勢、化粧をちゃんと程よく若くアップデートして、なるべくキープしていたい。
「心」は、ずーっと小学生くらいのままで変わっていないからいけそう。
いや、変わりきれなかった。
大人になれなかった哀れな娘よ。(笑)
でも、見た目だけがぶくぶくと横に大きくなって、老けている。
でも、誰かと久しぶりに会った時、初めて会った人にも実年齢よりも若く見えるようにいたいかな。
劇的な変化ではないけれど、もう少し綺麗になったその状態を保っていたい。
そんな目標設定にしてみた。
でもまずは、目の前の目標は『痩せたね』と言われるである。
そこを越えていけたら、
その次が「変わらないね」だ。
目標設定を他者目線にするのも面白い。
ナイス主人。
いつか調子に乗って、
高畑充希を目指し始めたら、
誰か「違うよ」って、
教えてくださいね。
明日もがんばって動きます。
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