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あなたの自由です。:聖書をめぐる旅 6/2

6/2(木)
 今まで牢に入れられたエレミヤが、バビロンの隊長によって解放されます。好きなところに出向くことができるようになります。
  

エレミヤ書40章

2-3隊長はエレミヤを呼んで言いました。「あなたの主は、かねてからの預言どおり、この国に災いを下しました。ユダの民が主に罪を犯したので、こうなったのです。 4さあ、鎖をはずして、あなたを自由の身としましょう。私といっしょにバビロンへ来るなら、それもけっこうです。あなたの生活が十分に保証されるように、責任をもって取り計らいましょう。もちろん、帰ってもかまいません。あなたの自由です。好きな所へ行きなさい。
6エレミヤはゲダルヤのもとへ帰り、国に残っている人たちといっしょに暮らしました。

 エレミヤの解放
 エレミヤはバビロンの隊長によって、鎖を外され、自由の身となりました。神様の言葉が成就すると、神様の言葉が解放されるような印象をうけました。風は吹きたいところに吹くように、神様の言葉もその役割を果たすと、次の場所に運ばれるようです。
 自由の身となったエレミヤの姿は、すがすがしくも感じます。神様の言葉は、どんな状態にあっても成就することを思います。


エレミヤ書41章

1十月に入って、王族の一人、エリシャマの子ネタヌヤの子イシュマエルは、十人の部下を連れてミツパに来ました。ゲダルヤは一行を食事に招きました。 2ところが食事の最中に、イシュマエルと、仲間の者は、突然立ち上がって剣を抜き、ゲダルヤを殺したのです。 3さらにそこから出て、ミツパでゲダルヤのそばにいたユダヤ人の役人、バビロンの兵士をも虐殺しました。
16-17さて、ヨハナンとその部下は、救い出した兵士、女性、子ども、宦官などを引き連れて、ベツレヘム近郊のゲルテ・キムハムという村へ行き、そこでエジプトに脱出する準備を始めました。 18イシュマエルが、バビロン王の立てた総督ゲダルヤを殺したというニュースが伝わったら、バビロニヤ人はどんな報復に出てくるかわからない、と恐れたのです。

 権力をめぐる陰謀
 バビロンによって建てられた総督のゲダルヤは、かつてのヨシア王の書記官の子孫で、王家の血を継ぐ者ではありませんでした。ここに、王家の血筋の者との権力闘争が起こります。王家の血を継ぐイシュマエルがアモンの王を後ろ盾に、ゲダルヤを暗殺してしまいます。バビロンが征服したエルサレムに対して、別勢力のアモン王の思わくも感じます。また、血筋を絶やしたくないというユダの王家の思わくもあります。バビロンが建てた総督を殺したイシュマエルは、バビロンから追われる身となってしまいます。

 権力は、だれをバックにするかによって、振り回されるもののようです。ちなみに、クリスチャンのバックは天のお父様です。

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