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助けはすぐそこまで:聖書をめぐる旅 4/30

4/30(土)
 イザヤ書は2つまたは3つの部分からなるという考えがあるそうです。今日の40章は2つ目の部分の入り口です。それまでは紀元前8世紀のユダについて語られていましたが、今日の40章からは紀元前539年ユダ王国の捕囚が帰還を赦される時期の言葉です。異国からの帰還は、私たちの境遇に似ているので、共感しやすいのかもしれません。


イザヤ書40章

3耳を傾けなさい。
荒野で叫ぶ声が聞こえます。
「主が通られる道を準備せよ。
荒野に、平らでまっすぐな道を、
主のために準備せよ。
9良い知らせを伝える者よ。
山の頂上からエルサレムに向かって叫びなさい。
恐れずに大声で言いなさい。
ユダの町々に「神が来られる」と知らせなさい。
21あなたがたは、何も知らないのですか。
世界が造られる前からあった神のおことばが
全く聞こえないというのですか。
一度もおことばを聞き、理解したことがないのですか。
29神は疲れた者に力を、弱い者に活力を与えます。
30若者も疲れ果て、
若い男も限界に達します。
31しかし、主を待ち望む者は新しい力がみなぎり、
わしのように翼を張って
舞い上がることができます。
どれだけ走っても疲れず、
どんなに歩いても息切れしません。

 ユダの町々に、知らせよ「神が来られる」と。
これは、神様のことを信じている人々へのよい知らせです。
私たちにとっての希望は、神様に再会することであり、
そのことを思うと、疲れも吹っ飛び、元気の力がみなぎります。
神様が地上に来られて、地上を統治される。
聖書の中に、すでに神様が計画されていることが記載されていることにも感謝です。

 

イザヤ書41章

2だれが、東の国に一人の人物(クロス王を指す)を起こし、
行く先々で勝利を得させたのか。
わたし以外の者であるはずはない。
わたしが彼に、多くの国々を征服し、
王たちを踏みにじり、
敵の軍隊を剣の餌食にする力を与えたのだ。
4その進撃によって歴史は大きく塗り変えられる。
こんな途方もなく大きなことを演出したのはだれか。
それはわたし、
初めであり終わりである、このわたしだ。
わたしこそが主である。
13わたしがおまえの右手をつかみ、「恐れるな。
あなたを助けに来た」と励ます。
14イスラエルよ、たとえ軽蔑されても恐れるな。
わたしは必ずあなたを助ける。
わたしは主、あなたを贖う者だ。
わたしはイスラエルの聖なる神だ。
15あなたは新しい鋭い刃のついた打穀機となり、
敵という敵を粉々にし、もみがらの山をつくる。
27「さあ、目を上げて見るのだ。
助けはすぐそこまで来ている」と、
真っ先にエルサレムに伝えたのは、わたしだった。

 「恐れるな。あなたを助けに来た」
捕囚になって異国の生活をしているユダの民に対して、神様が語られています。
これは、今の時代に生きているキリスト者に対しても語られている内容だと思います。
異国で、神様との和解をすすめる者、キリストの教えを守って生活する者、神の祝福を祈る者、神様の働きを受け止めて少しでも前進させようとしている人たちへの励ましです。
「助けはすぐそこまで来ている」
私たちは、どこかの救いではなく、今ここの働きをしながら、救いにあずかる恵みにあることを感謝します。

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