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勅令:聖書をめぐる旅 3/5

3/5(土)
 エステル記でユダヤ人を救う陰役者モルデカイに、光があたります。彼は、王宮の門の前で毎日何をしていたのでしょうか? しかし、彼の人に見えないところでの働きは主に喜ばれ、結果として栄光につながりました。
箴言は主に従う人、主に逆らう人の末路が書いてあります。

エステル記8章

 
7そこでクセルクセス王は王妃エステルとユダヤ人モルデカイに言った。「わたしはハマンの家をエステルに与え、ハマンを木につるした。ハマンがユダヤ人を滅ぼそうとしたからにほかならない。 8お前たちはよいと思うことをユダヤ人のために王の名によって書き記し、王の指輪で印を押すがよい。王の名によって書き記され、王の指輪で印を押された文書は、取り消すことができない。」
11こうして王の命令によって、どの町のユダヤ人にも自分たちの命を守るために集合し、自分たちを迫害する民族や州の軍隊を女や子供に至るまで一人残らず滅ぼし、殺し、絶滅させ、その持ち物を奪い取ることが許された。
15モルデカイが紫と白の王服に、大きな黄金の冠と白と赤の上着を着け、王の前から退出してくると、スサの都は歓声に包まれた。 16それはユダヤ人にとって輝かしく、祝うべきこと、喜ばしく、誉れあることであった。


 この章にきて、ようやくエステルとユダヤ人を救った陰の立役者モルデカイに光があたります。
彼は、総理大臣に任命され、ハマンが持っていた王の指輪が渡されました。
王の指輪で印を押された文書には、大きな権威があります。
エステルが、再び王の前に申し出て、ハマンが出したユダヤ人虐殺の命令を取り消すことの承認を得ます。
新しく発行された文書には、逆にユダヤ人には集合して、自分たちを迫害する者を撃ち殺し、持ち物を奪うことが許されました。12月13日だけは、国中のどこにいてもそれが許される・・・という勅令が全国127州に送られました。

 かつてユダヤ人であることを悲しんだ人たちが、ユダヤ人であることを誇りに思うようになったと思います。日本の中でクリスチャン人口は1%くらいという話を聞いたことがあります。ある意味マイノリティです。しかし、「主が帰って来られた!」という知らせが届いた時、爆発するような喜びに変わると思います。そして、私たちはこの全国に送られた手紙のように、主の到来を告げ知らせる役割が与えられていることに、感謝します!


箴言24章

16神に従う人は七度倒れても起き上がる。
神に逆らう者は災難に遭えばつまずく。
19悪事を働く者に怒りを覚えたり
主に逆らう者のことに心を燃やすことはない。
20悪者には未来はない。
主に逆らう者の灯は消える。


 今日の御言葉は、非常に私の肩の荷を下ろしてくれる内容です。
社会人をやっていると、いろいろな人と会い、いろいろな人と仕事をします。たいてい、一緒に仕事をしたり出会う方とはよい関係を築くことができますが、中には平気で人の領域に土足で張ってくるような人もいます。
何に怒っているのかはわかりませんが、一方的に怒りをぶつけてくる人もいます。
自分に対して悪意をもって行動する人に対しては、どうしても反撃したくなります。心も燃え上がります。しかし、今日の御言葉は、悪者に未来はない!と宣言されています。私は、裁き主なる主の裁きが彼に行われることを信じるだけで十分です。
 考えるべきことと、考えなくてもいいことを仕分けしてもらうことで、容量の足りない私の頭は、すこし元気になります。ハレルヤ!


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