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新刊のご案内【2023年12月発売】『ゴキブリ・マイウェイ』など6冊

2023年ものこり1ヶ月。
年納め・年始の準備に忙しくなりますね。

寒さも増してきた今日このごろ、一息いれるときにヤマケイの本はいかがでしょう?

※発売日はAmazonなどWEB書店の日付に準じます。


<12月4日発売>
『ゴキブリ・マイウェイ この生物に秘められし謎を追う』
大崎 遥花著

相棒“G”と研究の道をゆけ!
注目の若手研究者による行動生態学の最前線と研究世界の歩き方。

「クチキゴキブリのメスとオスは、互いの翅を食い合うらしい」
類を見ない不思議な現象に惹かれた著者が、採集・飼育・繁殖方法など、わからないことだらけのこの生物に秘められた謎を体当たりで追いかける!

沖縄・やんばるでの採集、トライ&エラーの飼育、予算がない中でのDIYな実験、そして翅の食い合いの意義とは――行動生態学の基本と最前線をわかりやすく解説します。

また、そもそも研究とは何のために行うのか、学会を活用するには?
論文はどうやって書かれているのか、といった一般読者は知らないけれど興味深い研究の現場、研究世界の歩き方についても語ります。

<12月14日発売>
『ヤマケイ文庫 北極男 増補版 冒険家はじめました』
荻田 泰永著

日本唯一の北極冒険家、荻田泰永のデビュー作。

年々悪化する海氷状態、まったく前に進めない乱氷帯、極限の飢え、そしてホッキョクグマの恐怖。
なぜそこまでして過酷な北極へ通いつめるのか? 
生きるとは何か、を探すうちに極地にたどりついた男は、やがて「考える脚」へと変貌を遂げます。

その冒険の過程を描いた珠玉の青春記を文庫化!

<12月18日発売>
『はじめての源氏物語 ぬりえBOOK』
名司生絵、風俗博物館監修

紫式部の『源氏物語』の中でも特に有名な帖を塗り絵で楽しめる!

物語の内容についての入門としてのおさらいはもとより、平安王朝の特に衣裳(色、文様)、草本、行事についての知識雑学を盛り込み、その知識、世界観を塗って楽しむことができる内容となっています。

阿部智里さんによる八咫烏シリーズの装画を担当されている名司生さんが描く、美しい平安絵巻をお楽しみいただけます。

<12月19日発売>
『みっちみち&リッチ! 感動味の濃厚スイーツ』
おなつ著

SNSで大人気のおなつ @nekozukionatsuさんが愛してやまない、偏愛スイーツレシピブックが誕生!
どのお菓子も濃ゆ~くて、みっちみちでリッチ!
満足感爆上がりのおうちカフェをお楽しみください。

オールドファッションドーナツやベイクドチーズケーキ、みっちみちケーキにロールケーキのほか、限界ギリギリまで(笑)ホイップクリームを詰めこんだ生カヌレやシュークリームなど、夢みたいなみっちみちワールドが展開する超個性的な1冊です。

<12月19日発売>
『狩猟者のためのハンドクラフト教書 HAND CRAFT for Hunters』
『狩猟生活』編集部編

―狩猟鳥獣の皮・角・骨・爪・羽根などをすべて使いきる方法―

獲って食べるだけではなない!
狩猟鳥獣を余すところなく利用する方法を教えます。

毛皮の利用や革なめし、骨・角などで色々な作品を手づくりしませんか?
クラフトをテーマにしたハンター待望の一冊です。

<12月19日発売>
『ヤマケイ文庫 考える粘菌 生物の知の根源を探る』
中垣 俊之著

生物が知的であるとは、どういうことでしょうか?

単細胞生物の粘菌は、脳も神経系もないにも関わらず、迷路の最短経路を探し出したり、人間社会の交通網にそっくりのネットワークを作り上げてしまいます。
「遭遇する状況がどんなにややこしくて困難であっても、未来に向かって生き抜いていけそうな行動がとれる」
知性をこんなふうに捉えてみると、単細胞の粘菌でさえも、その場のややこしさに応じた知的と思えるような行動をとるのです。

このようなすぐれた行動が、単細胞の粘菌からどのように生み出されるのでしょうか? 
私たち多細胞生物にもつながる「知的なるものの原型」を粘菌に探ります。

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北極の冒険、南国の昆虫探索、単細胞生物の小さな社会……
世界の色々な顔が見える、ヤマケイの本。
今月もよろしくお願いいたします!

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