見出し画像

宮沢賢治をオーディブルで

3ヶ月程前から audible のサブスクリプションを始めました。朗読は読む人の声に違和感があると聞いていられないんじゃないかな、と躊躇していたんですが、コードレスのイヤホンを購入したのをきっかけに audible も1ヶ月だけ試してみようと思ったのです。

Audible は月額1500円で毎月好きな本を1冊選ぶことができます。いちど選んだ本は1ヶ月が過ぎてもずっと聴き続けることができます。ラインナップを見ていると宮沢賢治童話全集が! 宮沢賢治は大好きな作家のひとりです。大人になってからも何度も読み返してきた数々の童話を、今度は音声で聴いてみるというのは楽しそうです。でも好きなお話だけに、イメージを壊されたくない気もします。

サブスクリプションなしで買うと7000円。これが実質1500円なのですからお買い得です。しかも再生時間、34時間14分! 1500円で35時間近くも楽しめるのならと購入を決めました。もし、イメージが違いすぎたら聴くのはやめようと思っていまして。

家事をしながら、通勤途中に、寝る前にと少しづつ聴き続けとうとう昨日聴き終わりました。ひとことでいえばとってもよかったです。朗読といってもひとりの朗読者が淡々と読んでいくわけではなく、登場人物によってそれぞれ違う方が感情を込めてお芝居の台詞のように読んでいきます。お話によっては効果音も入っていたりして、これは聴く人の好みにもよると思いますが、わたしはとても楽しむことができました。

朗読者のなかにひとりとっても個性的な方がいて、とくに「洞熊学校を卒業した三人」ではかなりぶっ飛んでます。面白いです。それにしてもこの方勇気あるなー。

そのほか、もちろん「銀河鉄道の夜」や「やまなし」、「どんぐりと山猫」、「注文の多い料理店」などお馴染みの作品もこうして聴いてみると新たな発見があったり、ああ読む人によって感じ方が違うんだなあと思ったり。

最後のお話が双子の星で、なんとも優しい気持ちになりました。


宮沢賢治童話全集が、なかなかよかっので味をしめて今月は「夏目漱石名作集」を選びました。こちらはなんと130時間46分。当面は楽しめそうです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?