YAMAMON -PLUG Magazine 編集長-

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PLUG Magazine 編集長 Editor / Interviewer / moderator etc 金髪×白メガネ 写真では頻繁に口元を隠します🤭 https://lit.link/yamamon

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♯001 金髪×白メガネのプロフィール

♯INTERVIEW ♯PLUG Magazineplʌɡ/《繋げる・起爆剤・撃ち込む》2004年創刊。地元政財界のリーダーと各業界のオピニオンリーダー、若者が共演する岡山発のリージョナル・カルチャー誌。地域の“いま”をアーカイヴしながら、地方創生の新たなアプローチを示すことをミッションに掲げ、ローカルにオルタナティブを提案。ファションやカルチャーを軸に、地元政財界からストリート、アンダーグラウンドまでを行き来しながら、地域の〝ヒト〟にこだわった編集を続けています。また、リ

    • LOCAL TRIBE vol.4 「田舎に向けられる視線」(繊研新聞2024年3月

       田舎に向けられる視線  「地方創世」という言葉が注目されたのは、2014年の第2次安倍改造内閣発足後の記者会見で発せられてからでした。そこから10年が過ぎましたが、残念ながら以前よりも地方が活気付いたような実感はありません。むしろ、私のようなひねくれ者は、地方創世という言葉が乱用されるたび、都会からの上から目線を感じてしまいます。それをはね返せるかどうか、地方創世とは地方都市で生きる我々の実力が問われているのかもしれません。    ヘリテージを活かす覚悟  今回ご紹介す

      • LOCAL TRIBE vol.3 「岡山から“産地教育”の必要性を考える」(繊研新聞 2024年2月16日付)

         デニムの聖地として確固たる知名度を誇る岡山県。桃太郎や特産品である果物などと並べて、「デニムで有名な岡山県」と喧伝(けんでん)する地元の人も随分と多くなりました。政治家が郷土愛のアピールを狙ってデニムで仕立てたスーツを愛用するほど、いまやお国自慢の一つ、私たちのボキャブラリーとしてもすっかり定着しています。 聖地の輝きは永遠か    児島や井原地域をはじめ、染色、織布、縫製、加工などの業者が集積した一大生産地として、現在も世界にそのプレゼンスを示す岡山県。しかし、名声が高

        • LOCAL TRIBE vol.2 「地方のラグジュアリーを守る」(繊研新聞 2024年1月19日付)

           光芒を放つ商店街  地方都市における商店街の衰退は、依然として大きな社会問題です。押し合いになるほど大勢の人で賑わう雑踏。そんなかつての活況を取り戻すことはもはや難しいのかも知れません。また、長きにわたって「小売の王様」と呼ばれた百貨店はその地位を失い、特に地方での閉店が相次いでいるのは周知の通り。規制緩和やライフスタイルの変化、人口減や少子高齢化など、かつて隆盛を誇った両者が凋落した要因は幾重にも重なります。今回ご紹介するのは、こうした厳しい境地にありながらも商店街で出

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        • Editor's note
          YAMAMON -PLUG Magazine 編集長-

        記事

          LOCAL TRIBE vol.1 「林業とデニム」(繊研新聞 2023年12月15日付)

          ファッション業界最大の専門誌「繊研新聞」で月一の連載を始めさせて頂くことになりました。同紙は東京、パリ、ミラノ、ニューヨークなど世界各地に取材網を持ち、トレンド情報からアパレル・小売り・素材メーカーの動向までファッション業界の情報を網羅する日刊紙で、約20万部を発行しています。 連載のタイトルは、「LOCAL TRIBE(ローカル・トライブ)」にしました。トライブとは、「同一の血統を持ち、族長が存在する部族」が語源ですが、共通の興味・関心やライフスタイルを持った集団を指す言

          LOCAL TRIBE vol.1 「林業とデニム」(繊研新聞 2023年12月15日付)

          Editor’s Letter:「眼差しを向ける先」-PLUG MAGAZINE vol.61「In Real Life」

          最新号(10月19日発刊)の特集は「In Real Life」です。「アナログ」、「モノクロ」、「リアル」をテーマに、岡山で働く人たちを創刊から初となるオール白黒写真による巻頭特集に収めました。ぜひ岡山県内の書店やコンビニ、AMAZONなどでチェックしてください! Editor’s Letter: 「眼差しを向ける先」 ⁡ 今号のテーマは、「アナログ」、「モノクロ」、「リアル」です。 ⁡ 岡山で働く人たちを、創刊初となるオール白黒写真による巻頭特集に収めました。 ⁡ また、

          Editor’s Letter:「眼差しを向ける先」-PLUG MAGAZINE vol.61「In Real Life」

          パブリッシャーとして薔薇の種を蒔く

          2004年の創刊から、 今号で60回目の締切を終えました。 制作の過程にはいろんなことがありますが、何度くり返しても、入稿前はやっぱりナーバスになってしまうもの。 リージョナル雑誌の発刊を続ける中で、特にこの時期になると、よくよく悩んでしまうことがあります。 それは、「なぜ、岡山にこだわるのか」という惑いです。 東京や海外の主要都市の第一線で勝負できるほどの実力は持ち合わせていないけれど、かといって岡山だとどこか物足りないような気がしないでもない。 いまの時代、もは

          パブリッシャーとして薔薇の種を蒔く

          4・22(SAT)「装い」から考えるローカルの未来

          皆様のおかげでPLUG MAGAZINEは 4月にvol.60記念号を発刊させていただきます。 当誌では、これまで沢山の方々にご協力をいただきながら、PLUG NIGHTをはじめとした自分たちなりのオルタナティブを提案するイベントも企画してまいりました。 節目となる今回は 、vol.60 記念号のテーマである「岡山の未来」、「装いの力」に基づき、皆様と自分たちの郷土の未来、地方都市のこれからについて共に向き合い、可能性を探る機会を得たいと考えたトークイベントです。 ゲストに

          4・22(SAT)「装い」から考えるローカルの未来

          アナクロニズムと希望の現像

          昨年、当編集部の女性デザイナーが第二子を出産した。 彼女は、在宅を基本としたフレックス勤務で育児をしながら働いているのだが、たまにまだ生後間もない男の子をオフィスに連れてきて作業をすることもある。 ぐっすりと眠ってくれている時は良いのだが、起きているあいだは彼女の仕事が捗るようにと、編集部メンバーが我先にと率先して子守を引き受けている。私もその一人だ。 当編集部のアイドルとなった新生児の、純真無垢な曇りのない眼、無邪気な笑顔に皆が癒されている。赤ん坊と触れ合っていると、子

          アナクロニズムと希望の現像

          2年ぶりのイベントを終えて

          PLUG Magazineでは主に音楽やファッション系のイベントやセレモニーなどを企画したり、携わらせて頂くことが多いのですが、今回はこれまであまり携わったことがないタイプの催事でお仕事させて頂ける機会を得ました。それが、交通安全を楽しく学びながら考える、主に小さなお子さんやご家族を対象にした「KIG FES」の企画制作です。 主催は、岡山の街中いたるところにユニークな交通安全の啓発広告を展開されている交通誘導警備を専門とする株式会社KIGさん(岡山市民であれば目にしたこと

          2年ぶりのイベントを終えて

          18年経っても、相変わらず大義は利害の前で無力だった。

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          革靴を修理に訪れて。

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          「経済は文化の僕であり、政治家は国民の底辺である」

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          ♯008 POSTSCRIPT 《OKAYAMA U30》

          2021年4月22日、56冊目となるPLUG Magazineの最新号を発刊しました。 ※電子版は無料公開しておりますので 最下部Linkからご覧ください。 ※PLUG Magazineについてはnoteのプロフなどをご覧ください。 今号の巻頭特集は「OKAYAMA U30」、編集部の一人ひとりが皆さんに知ってもらいたい岡山在住30代以下の若者を発掘して紹介しています。 前号の特集ではハンセン病とナガシマをテーマに、感染症による差別に対して岡山県から自分たちなりの考えを

          ♯008 POSTSCRIPT 《OKAYAMA U30》

          あの時、19歳の僕は「しゃべり場」で庵野秀明さんの隣にいたのに。

          シン・エヴァンゲリオン劇場版を映画館で鑑賞した後、僕はエンドロールが終わって照明が点いてからもしばらく席を立つことができませんでした。 そろそろと退場していく観客が視界の隅に入ってきても、真っ白なスクリーンの真ん中を見つめている自分。 それは、いまだかつて体験したことのない、やり場のない気持ちを落ち着かせる時間でした。 僕自身はアニメーターではないし映画に携わっているわけでもありませんが、こんなにも圧倒的なものを見せられたら、自分なんかが何かを創作するということにこの先

          あの時、19歳の僕は「しゃべり場」で庵野秀明さんの隣にいたのに。

          藤井風と対極の岡山弁リリック。もっと地元から評価されるべきだと思うアーティストたち。後から持て囃すのはもうやめよう。

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          藤井風と対極の岡山弁リリック。もっと地元から評価されるべきだと思うアーティストたち。後から持て囃すのはもうやめよう。

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