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【MUP WEEK10 サービス設計について】

この投稿は、MUPカレッジで学んだことをアウトプットすることで、自らの学びをさらに深めていくことを目的としています。今回は、企画設計スキルについてお伝えしていきます。

<サービス設計スキルとは?>
自分の中にアイディアがあったとしても、実際にどのようなサービスとして設計するのかを考える必要があります。その為に必要なのがサービス設計スキルです。

<サービス設計の流れ>
サービスの設計には、次の6つの順序があります。
①、3C分析
②、SWOT分析
③、4P分析
④、デプス調査
⑤、ペルソナ設定
⑥、市場調査

これらの順序を踏まえると
そのサービスがどのくらいの利益を生み出すことができるのかを考えることができます。
それぞれの順序について、1つずつ説明していきます。

<3C分析とは?>
Customer(顧客)、Competitor(競合)、Company(自社)という3つのCを分析することです。

まず、Customer(顧客)の分析とは何かというと、自分のサービスの顧客は誰なのか・どのような顧客がいるのか、などを分析します。
例えばオフィス街の飲食店で言うと、
・サラリーマンが多い ・オフィス街にあるので休日はあまり人が来ない 
などの分析ができると思います。

次にCompetitor(競合)の分析は何かというと、自分の競合するサービスはどのようなものがあるのか、を分析します。
例えば、競合するサービスの顧客・客単価や売上の予想・1日にどれくらいの利用者がいるのか、などを分析することです。

次にCompany(自社)の分析です。3Cの分析の中でも、この自社の分析が一番重要です。自社にはどのような強みや弱みがあるかなどを分析します。
「敵を知り、己を知れば、百戦して危からず」
この自社分析の仕方が次に紹介するSWOT分析になります。

<SWOT分析とは?>
自社の分析を行う際に、次の4つの項目に分けて分析します。
・Strength(強み) 
・Weekness(弱み) 
・Opportunity(拡大可能性)
・Threat(縮小可能性)

Strength(強み)の分析は何かと言うと、例えば個人事業主であれば、キャンペーンが自由に打てるなどの強みが挙げられます。

Weekness(弱み)の分析が何かと言うと、個人事業主の例で言うなれば、大手の企業と比べてブランド名がない、などの弱みが挙げられます。

Opportunity(拡大可能性)の分析は何かと言うと、どのようなことがあれば、自社サービスの売上が拡大する可能性があるのか、と言うことを分析します。例えば、店舗の営業時間外で、店舗を貸し出して利益を得るなどの拡大可能性が挙げられます。

Threat(縮小可能性)の分析は何かと言うと、どのようなことがあれば、自社サービスの売上が縮小する可能性があるか、と言うことを分析します。例えば、オフィス街の飲食店であれば、平日の顧客が多いので、大型連休が続くと売上が縮小する可能性があると挙げられます。

<4P分析とは?>
3C分析・SWOT分析で得た内容を元に、次の4つの項目の分析をしていきます。
・Product(商品)
・Price(価格)
・Prace(流通)
・Promotion(販売促進)

Product(商品)の分析では、どのようなデザイン・パッケージ・ブランド・サービス・保証を付随させれば良いのかを分析します。

Price(価格は)の分析では、市場で販売する価格の分析をします。

Prace(流通)の分析では、製品を市場に流通させるための、流通経路や販売する場所・立地などを分析します。

Promotion(販売促進)の分析では、顧客のニーズを満たす製品を制作したのち、どうすればその製品をより多くの顧客へ購入機会の提供ができるかを考え、流通経路や販売経路を分析します。

この4P分析を用いて、自社と競合を分析し比較してみることで、自社と競合の商品やサービスにどのような差があるのかを知ることができます。そして、比較した結果自社の方が優れているところは伸ばし、劣っているところは改善していくとで、よりクオリティの高い製品やサービスを提供することができます。

<デプス調査とは?>
ニーズ調査にて、特定のニーズか確認されたカテゴリーに該当する人たちを5〜10人集めてヒアリングを行います。
ニーズ調査とは、どんな商品やサービスにニーズがあるのかを事前に調査することです。様々な人に、「こんなサービスがあったらどう?」と聞いて、ニーズがあると思われる人のプロフィールをカテゴリー分けします。
デプス調査のヒアリングには、相手をリラックスさせる環境が大前提です。
また、ヒアリングには、以下の順序で行うのが望ましいです。インタビューの中で重要な情報を話してくれることもあるので、必ずメモを取るようにしましょう。

1、スモールトーク
相手をリラックスされるための会話です。自分のことを喋ったり、日常会話などで相手をリラックスさせて、その後の質問に対する本音を引き出しやすくする目的があります。

2、ライフスタイル質問
住まい、性別、年齢、家族構成、趣味、職業、出勤時間、子供の登園・登校時間など、平日と休日に分けて、その人のライフスタイルを聞いていきます。

3、ワンアヘッド質問
相手の年収や家庭の経済状況、ローンの有無など少し踏み込んだ質問をします。

4、自分の考えたサービスについての意見をもらう
一番最後に、自分の考えたサービスについての意見をもらいます。自分の考えた際ービスに対して、相手はどう思うのかを聞き、相手の答えに対して、なぜそう思うのかという質問をします。なぜ?と相手の質問を掘り下げることで、得た情報がより充実したものになります。
補足:今までの1〜4の質問の内容を、予めインタビューシートにまとめておくと便利です。

<ペルソナ設定とは?>
デプス調査で、どのようなカテゴリー(年収や年齢、ライフスタイル)の人が、どのようなサービスを気に入るかが分かったら、カテゴリーで1番共通点の多い部分を持つ架空の人物像を作ります。年齢・性別・職業・役職・年収・居住地・家族構成・趣味・休日の過ごし方など、まるで実在しているかのような設定を作ります。これがペルソナ設定と呼ばれるものです。プレゼンにおいて、市場規模はこのペルソナを逆算して説明をしていきます。

<市場調査とは?>
市場規模がどれくらいあるのかを分析することです。市場規模とは、その商品やサービスを必要としている人の数と、その商品やサービスにどれくらいのお金を払うのか(メンタルアカウント分析)で市場規模が分かります。
デプス調査を元に作ったペルソナと同様な人がどのくらい存在して、その中に商品やサービスを利用してくれそうな人がどのくらい居て、商品やサービスに対してどのくらいのお金を払うのかが分かれば、その商品やサービスの市場規模を概算することができます。
ペルソナ * 同様人物 * 利用志向 * メンタルアカウンティング  = 市場規模

ここまでで市場規模が概算できたとしても、その商品やサービスをすぐに立ち上げれば、すぐにその規模の利益に繋がる訳ではありません。次に理解する必要があるのが、商品やサービスが市場に浸透する順番です。

<商品・サービスが市場に浸透する順番>
市場には、次の5種類の人たちがいます
・イノベーター
・アーリーアダプター
・アーリーマジョリティ
・レイトマジョリティ
・ラガード

イノベーターとアーリーアダプターは、所謂新しいもの好きな人たちです。商品やサービスが市場に浸透する順番としては、イノベーターとアーリーアダプターの人たちに浸透します。そこからアーリーマジョリティ、レイトマジョリティ、ラガードと言う順番で浸透していきます。
サービスが浸透しやすいイノベーターとアーリーアダプターは、市場全体の約16%を占めていると言われています。このイノベーターとアーリーアダプターをしっかりと満足させるような商品やサービスであれば、この2種類の人たちから口コミなどで、他の3種類の人たちへ商品やサービスが伝播していきます。
このように、商品やサービスを立ち上げてから市場全体に浸透するまでには順番があり、すぐに浸透する訳ではないことを理解する必要があります。また、口コミで広まりやすいキャッチコピーを考えたり、イノベーターやアーリーアダプターが興味を惹かれるようなニッチなPR戦略(〇〇専門店など)を考えることも重要です。

<最後に・・・>
次回は、事業計画・企画設計スキルについて投稿していきたいと思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。

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