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社会貢献でまちをつなぐワークショップ 3/7,3/22開催!

山梨県立大学人間福祉学部教員の関屋光泰です。3月に県内で2回、生活困窮と社会貢献を考えるワークショップに登壇します。



【社会貢献でまちをつなぐワークショップ~つなぐ・つむぐ わたしと地域にできること~
生活困窮者自立支援事業 地域共生セミナー】詳細は案内をご覧ください。
主催・お問い合わせ 山梨県社会福祉協議会
コミュニティの生きづらさに向き合うワークショップに参加しませんか?
「共に生きる」という言葉が注目される一方で、地域社会には、見えな「子どもと家族の貧困」や社会的孤立が存在します。困難に直面する人々の声なき声に耳を傾け、支え合う仕組みづくりを考えるワークショップに登壇します。
 県内と首都圏の生活困窮世帯への民間支援や「こども食堂」の事例を紹介し、2024年4月から施行される「孤独・孤立対策推進法」についても解説します。これらを踏まえ、地域社会の課題と支援策について、参加者の皆様と共に考えます。具体的には、次のような内容を予定しています。開催日時や会場などの詳細は、添付したご案内をご覧いただけると幸いです。
誰一人取り残さない!支え合う社会をともに考える県内のこども食堂(私たちの大学の学生の活動等)や、私が取り組んできたフードパントリーと総合相談、ピア・サポートの活動や、横浜の簡易宿泊所街「寿町」の地域精神医療など、生活困窮世帯への民間支援について事例から解説します。私はソーシャルワーカー・社会福祉士等として、都市部の貧困と民間支援を専門として、生活保護受給者の居場所づくり、アルコール依存症の回復支援、ひとり親家庭・女性の相互支援などの実践を行ってきました。各地の多様な取り組みを参考に、地域社会の支え合いの仕組みづくりのヒントの共有を図ります。
地域社会は見えていますか?
食料品を含む生活必需品の値上げが続きましたが、賃金は十分には上がらず、生活が苦しい方々もいます。また才能や技術、築いたキャリアを活かした仕事に就けない、高齢でも働かないと生活が成り立たない方もいます。生活に困窮し、心身の健康を損なっても無理して働く人や、子育てや家族の介護の困難を抱える世帯も存在します。そして、どこにも居場所、拠りどころのない社会的孤立、多様性への不寛容等の問題もあります。
「わたし」と地域社会に今、できることは何でしょう?
生きづらさに直面する子ども・おとなの人たちの声は、聴こえていますか?データでは見えない、一人ひとりの現実の「痛み」や「希望」に触れることで、問題の本質が見えてくると思われます。「どこにも居場所がない。誰にも頼れない。一人も仲間がいない」不安、孤独感をひとりで抱え込んでいる人がいるはずです「なぜ、自分だけがこんな目に遭うのか」社会の理不尽さに傷つくとき、この疑問が湧き上がるのは、当然のことです。「このような苦しさ、痛みを抱えているのは、自分ひとりではないのか」困難を抱えて、拠り所のない人たちの声は分断されています。その小さな声は、なかな
か聴こえてきません。
声をつなげるワークショップ
孤立した「私だけ」の分断された声をつないで、社会を変える力を持つ「私たち」へ。
今回の声をつなげるワークショップを通して、誰もが安心して暮らせる社会の実現に向けて、一歩を踏み出してみませんか?
県内の皆様の地域社会で、暮らしの支え合いの仕組みづくりを考えていくきっかけになればと願っています。
地域社会の課題に関心をお持ちの皆様、様々な生きづらさを持つ人たちに寄り添うことを志す皆様、誰一人取り残さない山梨県を目指すために、ぜひご参加ください。