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誰のために文章を書くのかー自己紹介に代えて

進学塾の講師だった頃の思い出や、これまでの人生の思い出、日々の出来事などを短いエッセイとして細々とつづっています。
noteでは基本的にエッセイを投稿していますが、本当は小説家になりたいただの会社員です。自己紹介に代えて、少し私の考えを残しておきたいと思います。

少なくとも私は、小説もエッセイも読者のために書いています。ただし、一番の読者は私自身です。この「私」は五分後の私かもしれないし、ずっと先の年老いた私かもしれないし、過去のいつかの私かもしれません。
私が文章を書くとき、心の中には必ず読者として、今の私が書いている文章を読み、何かを考え感じる「私」がいます。

過去の失敗や報われなかった自分を許して欲しいと思う私や、忘れてしまった出来事を思い出して懐かしむ私や、抱えきれない思いを物語に昇華して涙する私。
そんなたくさんの「私」のために文章を書きます。書きたいと思っています。

そして、私の文章を読んだ誰かに、この私のことを覚えておいて欲しい、心のどこか片隅にでも少しでも私が消えてしまった後でも残る何かがあって欲しい。世界の一部分に引っかき傷を残したい。それが私の願いです。


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