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心筋梗塞後の筋力アップのため筋トレを継続【トレーニーさん体験談】

今回は、心筋梗塞で手術を受けたトレーニーさんの筋トレについてご紹介します。

■心筋梗塞で手術を受け激しい運動ができなくなる

私は今からちょうど5年前、43歳の時に心筋梗塞を発症し約1か月入院しました。

発症から手術に至るまでに10時間以上経過したため心筋の4分の1が壊死し、その影響で健常者と比べて最大心拍数が低くなり、激しい運動ができなくなりました。

退院後数カ月はウォーキングや自転車こぎによるリハビリを行い、ようやく通常の生活ができるようになりました。

年に2回の検査を受けながら心臓の機能に問題が起きていないと確認がされて、次第に筋力アップをしていくように指導されました。

■下半身の筋トレをはじめる

当初医師からの指導は、特に下半身のトレーニングでした。

週に2回、踏み台昇降の上り下りを10分間からはじめ、徐々に負荷をかけていきました。

常に心拍数を測りながらのトレーニングで、110を超えないようにコントロールします。

ちなみに私の最大心拍数は130程度です。

通常の人だと160ぐらいでしょうか。

ここまで来てジムでのトレーニングに移行しました。

トレーナーさんに状態を伝え、客観的に見てほしかったのと指導も受けたかったからです。

トレーニングは少しずつレベルアップしていきました。

ふくらはぎの筋肉を鍛えるつま先立ちを30回2セット、マシンを使ってハムストリングを鍛える動作を負荷20kg程度で10回2セットなどを増やしていきました。

その他に太ももの内側、外側を鍛えるマシンなども加えていきました。

約3年間これらを継続し、ようやく退院前の筋力に戻った感じです。

入院前の体重が78kgで退院直後が60kg、3年後が63kgで体脂肪率15%となりました。

以前よりも体が軽く感じられるのですが、心機能が低いので長く歩いたり、階段の上りは疲れやすくなりました。

健常者だともっと短期間で負荷もかけながらトレーニングされると思いますが、如何せん私の場合は心臓に負担をかけられないので重りも軽めでボチボチとやる感じでした。

ジムでも周りから頼りなくみられていたかもしれません。

■トレーニングメニューに上半身の筋トレを加える

下半身がある程度出来上がって、医師からも了承をいただき、徐々に上半身のトレーニングも実施していきました。

とはいえそれほど負荷はかけられないので、大胸筋を鍛えるマシンでも重りは30kg程度が限界です。

マシンは大胸筋用、背筋用の2種類でそれぞれ10回2セットを週に2回ペースで実施しています。

下半身と上半身をそれぞれ週に2回交互に実施するようになり、かれこれ3年ぐらいになります。

このレベルなのでムキムキにはなりません。

細マッチョの手前ぐらいが限界です。

年齢の割にはお腹も出ず締まった体にはなっていると思います。

最近はコロナ過の影響もあり、指導を受けながら自宅での筋トレが中心になっています。

自重で腕立て伏せ、腹筋、背筋を実施しており、何とか体形は維持できています。

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