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NPOスタッフのメンタルヘルス問題

さて,少し前に

「NPOのための弁護士ネットワーク」さんが主催している

定期勉強会に参加してきました。


テーマは

『知っておきたい職場のメンタルヘルスの基礎知識
~ケーススタディで学ぶNPOスタッフの心の問題とその対応~ 』

っていう,ちょっとザワザワするものだったんですが


ものすごく人間的に素敵な社会福祉士さんと

横浜のNPO法人はぐくみ心理相談所理事長(カウンセラー)さんを講師にお招きしていて,

実際にNPO法人であった
職場の問題をケーススタディで取り入れながらのとても内容の濃い研修でした。


NPO法人のスタッフさんって、たいてい
「何かしたいことがある!」って強い想いで入職してきているから

スタッフの「やりたいこと」と運営側の「やってほしいこと」にズレがあることも多いんですね。

実際の法人の仕事内容には,

寄附のお願いハガキを書いたり、データ入力だったり、

地味な業務もたくさんあります。

で,こんなはずじゃなかった,私のしたいことはこんなことじゃなかった・・

といってストレスになっていったりするんですね。


これ,個人的にもすごく覚えがあって・・・

私もある時期参加していたNPOで

一応専門職として入ったはずなのに,全然そのスキルが活かせる機会がなくて

そのうちモチベーションが下がっていった記憶があります・・・。


新スタッフさんを迎え入れるときって,
活かしたいスキルやキャリアプランなどのすり合わせを丁寧にすることがすごく大切ですね。


あとポイントとしては,

「社会貢献をやっているんだからいくらでもがんばれる!
想いが強ければできるはずだ!!」

みたいな変な精神論に走ってしまうと
本当に人が疲弊していってしまうこと。

これ,ギャグみたいな話ですが,本当に多いみたいです。


いくら素晴らしい活動をしていても
短期や単発で燃え尽きてしまったら、社会にインパクトは残せないですもんね。


やはり「持続可能な組織」を運営していかなければ!
(私自身も,クライアントさんに対しても)

と改めて強く思ったのでした。


ヤマサキ




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