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『わんぱく列車』イベント 2023年7/21・7/28・8/1・8/4に開催

今年は4回開催した「わんぱく列車」、錦川清流線に乗って子供たちがやってきた

こんにちは、やましろ体験交流協議会です。山口県岩国市には日本三大名橋『錦帯橋』があります。観光地としても知られており、米軍岩国基地があることから外国人が普通に公園や街中で買い物をしている国際色豊かな市です。その錦帯橋の下を流れる清流錦川は、岩国市のシンボルであり地元の人たちの自慢です。その上流へと車を走らせること約1時間、錦川が流れる水流を眺めながら錦町の長閑な風景に出合います。

岩国市を流れる錦川は、山口県内を流れる清流で、支川を含めた法河川延長は331.8km、流域面積は884.2㎢でともに山口県内では一番の大河になります。錦川上流に位置する錦町は、豊富な水量と美しい河川があり、川遊びやボート体験が満喫出来ます。

昨年から始まった小学4年生~6年生までを集めた体験学習『わんぱく列車』。7/21、7/28、8/1、8/4と今年は4回に分けて開催されました。岩国駅から錦町駅まで走る列車「清流線」。子供たちだけの旅となるこの体験学習は、意欲や関心、好奇心を刺激し他者との協力がいるイベントになります。豊かな人間力が育つ体験となってくれるよう楽しんでほしいです。

清流線に乗ってやってきた子供たち

列車から降りると少しの緊張感と期待感でワクワクした子供たちの顔。大人のスタッフに誘導され、これから起きる体験に胸を高鳴らせています。まずは班ごとに分かれて開催式が行われました。その後は、錦ふるさとセンターへと移動して行きます。歩いて行く途中には吊り橋があり、25名ずつと書かれた橋は、渡ると左右に小さく振り子のように揺れ、子供たちの顔に驚きの表情が表れます

25名制限のある吊り橋

清流錦川での川遊びは、好奇心に富み、刺激あるひととき

錦ふるさとセンターまでは約1キロ弱。錦川に沿った道を班ごとに並んで歩き、到着すると川に入る前に説明を聞きます。水着に着替えると、インストラクター指導のもと、ライフジャケットやヘルメットを身に着けていきます。装備を念入りに確認した後、子供たちお待ちかねの川遊び体験が始まります。錦ふるさとセンターから少し歩いた場所に、川幅があり緩やかに流れる錦川があります。まずは川に慣れるためにゆっくり入り、川の中で準備運動が始まります。準備運動の最後は水の掛け合いっこ。楽しそうな歓声が辺りに響き渡りました。それからは、川の流れに身を任せて浮いてみたり、川の中を探索してみたりと、子供たちの笑顔が絶えない光景が目の前に広がります。見ているこちらも楽しくなってきます。

準備体操の後は水の掛け合いっこ

川遊びの中には、ボート体験もあります。班ごとに一艘のボートに乗り、力を合わせてパドルを漕ぎます。初めてのボート体験は、新しい友達との連携にもなり、より仲良くできるきっかけとなります。最初はなかなか揃わないパドルですが、次第に漕ぐスピードが合ってくるとスムーズに進んでいきます。二艘のボート同士が接近し、パドルで水の掛け合いをする様は、夏休みの楽しい思い出になりそうでした。

ボート上で水の掛け合い

伝統の演舞と華やかな衣装で舞台を魅了する神楽

午前中の川遊びが終わると、ふるさとセンターへ戻り、昼食の時間になります。持参したお弁当を食べながらの神楽鑑賞は、川遊びをした後なので眠そうにしている子供もいましたが、食い入るように舞台を眺めている子供もいました。大きな音、艶やかな衣装、舞台を端から端まで使った演出、舞台から降りて子供たちの目の前で舞う姿は、エンターテイメントそのものです。

昼食時の神楽鑑賞
伝統の演目「八岐大蛇」

竹細工の水鉄砲は、家にある材料で作れるように

午後からの体験学習は、竹細工による水鉄砲です。一つの班が8人くらいのため、中程度の大きさの竹が1本~2本(節の数による)、細い竹が1本~2本、家庭にある食器洗い用のスポンジや固定するための結束バンド、滑り止め用の輪ゴムなどが各班に配られました。初めてノコギリを使う子供もおり、作り方の説明を聞く姿も真剣です。班ごとにスタッフ1名が班長としてついていますが、班長も初めて水鉄砲を作る人が多く、子供たちと一緒に真剣に聞いていました。

説明が終わると、水鉄砲作りが始まります。一人が竹をしっかり持ち、ノコギリを使う子は慣れない手付きで一生懸命に切っていました。スタッフも総動員で水鉄砲作りを手伝い、夏休みの楽しい思い出になってくれればと思います。

竹での水鉄砲作り

水鉄砲が出来たグループから試し打ちをしました。水を含んだスポンジを竹の持ち手から勢いよく押し出すと、美しい弧を描いた水が飛び出します。よく飛ぶ水鉄砲もあれば、なかなか飛ばないものもあり、試し打ちをしながら修正している子供もいました。

水鉄砲の試し打ち

体験学習の最後は、水鉄砲でのゲームです。班対抗で水槽にどれだけ水鉄砲で水が溜められるかの勝負をします。単純なゲームですが、単純だからこそ燃えるものがあります。水を溜めたプールから水鉄砲に水を入れ、そこから水槽めがけて押し出します。押し出し時に体に水がかかる子や、上手く水槽に入らなかったりと、なかなか水が溜まらないゲームでした。そして勝者の班には、詰め合わせのお菓子をプレゼント。楽しんでくれたかな?

また錦町へ遊びに来て下さい

すべての体験が終わり、後は清流線に乗って帰ります。錦ふるさとセンターから錦町駅へは歩いて移動。疲れてだんだん遅れる子もいれば、まだまだ元気にはしゃいで友達と喋っている子供もいます。今日の体験を夏休みの良い思い出にしてくれたら嬉しいです。

清流線で帰る子供たち

では、2023年夏の「わんぱく列車」イベントは終わりましたが、他のイベントや通常に出来る体験学習は年間を通じてありますので、また錦町へ遊びに来て下さいね!

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