これなんて呼ぶか知ってますか? 正しく伝えるより、伝わるように伝える方が大切な話し。

今日は、伴走の話しでもあるけど、どんなことにでも当てはまることで、自分自身の教訓のための投稿。

街なかを歩いていたり、走っていると、下記のような路面があります。
↓↓

見えていれば、少し気をつけて歩いたり走ったりすると思います。

では、この路面のこれを何ていうかご存知ですか?


答えは

『グレーチング』

と呼ばれている商品です。

では、もし視覚障害者の方と一緒にこの路面を歩いたり、走ったりするとき、どのような声かけをしますか?

・・・
・・

『グレーチングを通ります』
『グレーチングを渡ります』

いろんな伝え方があると思います。
どの伝え方も間違ってないです。

でも、視覚障害者の方が『グレーチング』と言われても、
「???」
「グレーチングってなんのこと??」
と、分かっていないことの方が多いと思います。

僕も35年間ぐらい目にしたことあっても、その名前のこと知らなかったです。走るようになってから、伴走者の方がこのグレーチングという名前を教えてもらいました(^^;)

もちろん、お互いがグレーチングというものを知っていれば、共通認識で、すぐに分かり伝わるから、問題なく大丈夫だと思います。

ただ自分が分かっていることが、相手の方が分かっていない場合だと、どんなに正しいことを伝えても伝わらないこと多々あります。

なので、何を伝えたいか?を意識して伝えることがとても大切。

例えば、グレーチングという言葉を使わなくて、
僕が走っている場合の声かけだったら、こう伝えてもらえると嬉しいです。
『前方、30m先、路面すべるから足元、注意。
 はい、3,2,1、通過、もう大丈夫』

こんな感じだと、いろんな路面に対応できます。

もし、ボコボコした路面の悪い時だと
『しばらくボコボコした道、足元、注意』
 で、通りすぎたら、
『はい、もう安全。大丈夫』
こんな感じで、〇〇があるから気をつけてとかでも大丈夫ですが、まずは何を気をつけた方がいいのかを伝えてもらえる方が助かります。

歩いている場合だと、アミのところに白杖が挟まってしまう可能性があるので、
『この先、アミアミで白杖が挟まるかもしれないから注意して』
など、どう注意してほしいのか、そっちの方の声かけが嬉しいです。

たぶん、分かりやすい例だと、
スマホの新機種が出た時によく写真の画素数がどれくらい向上したとか言われても、ピンとこない感じです。
それよりもブラウン管テレビから液晶画面に変わったぐらいに画面が綺麗に見えるようになった!
そんな風に言われた方がイメージしやすい(^^♪
画素数がどれくらい向上したとか正しいことを伝えるよりも、相手が想像しゃすい言葉の声かけをしてもらえると嬉しい、
そんな感じです。

ぼく自身も伴走者の方に、どう伝えると伝わりやすいか、そんなことを常に研究、実験、試行錯誤しながら走っています。
同じ言葉でも、この伝え方で伝える人、伝わらない人、さまざまです。

noteの投稿もそうです。
うまく伝わっているのか?
どうすればうまく伝えられるか?そんな毎日。

伝わるように伝えることが大切。

今日はそんなことを思ったやまぴーでした。

ではでは今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
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山下慎治がSNSで発信できないような「今」考えていること、伴走者&チームメンバーから学んだこと、視覚障がい者に役立つこと、伝えたいこと、を第一に成長記録として書き留めていきます。

視覚障がい者(弱視)の山下慎治(やまぴー)が挑戦してるマラソン競技のこと、伴走者の方からの学び、考えていることや感じたこと、などを散文調で…

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