「お店への予約」を工夫するだけで、こんなにいいコトがある!

”予約”から食事は始まっている。

お店をやっているので、当たり前ですが、予約の電話をよく取ります。笑
また、食べること自体も好きなので、休みの日には、いろんなお店をめぐっています。

お店の人として、お客さんとして、予約をとるための電話と向き合ってきた結果、いいサービスをしてもらいやすくなる予約の仕方が、わかってきました。それがわかってからは、予約は、なるべく電話でするようになりました!すこしでもなにかお役に立てれば、嬉しいです!


食事は”予約”から始まっている。

実は、レストランの予約をとるのに上手と下手がある。

予約が上手な人が、お店の予約をとると、すごく居心地の良いサービスをしてもらえることが多いんです。どういうことなのかというと、お客様がお店を選ぶように、お店もお客様を選んでいます。

いいお店は、一生懸命に働くスタッフと素敵なお客様で満たされていてほしい。だから、残念ながらそうじゃない人を取り除いているのです。

お店の人に、「この人にはいいサービスをしたい」と思ってもらえるかどうかで楽しみ方が変わってきます。素敵なお客様になれるかどうかがポイントなのです。

では、どうしたら素敵なお客様になれるのか。
そこで重要なのが、予約の仕方。具体的には、3つのポイントがあります。

1.いい時間に予約をしているのか

お店にとって、”いい時間”はランチ営業が終わって、一息付いているお昼過ぎの時間とディナーの営業を頑張ろうと気合が入り始めているオープン前の時間が狙い目のいい時間です。あとは、お店のラストオーダー後の時間もおすすめです。

営業中の電話だと、お店の状況によっては、早口になってしまったり、感じよく対応できないこともある。というのが正直なところです。

2.人数の変更、子どももいるか、アレルギーの有無をきちんと伝える

お店にとって、何人で来るのかは、とても大事な情報です。
もし、いま飛込みで来てくれたお客さまがいたら、ご案内できるのか。
それとも、ちょっと待ってもらえれば、ご案内できるのか。
「今日は、すみません。」と断るのか。
お客さま全員が快適に過ごせるスペースを確保するために、お席のことを常に考えています。

なので、人数が確定していないときは、「●人〜●人になると思います。人数は、いつまでに決まります。」と伝えてもらえると、とても助かるのです。

また、お子さんがいたり、アレルギーがある場合は、事前に伝えてもらえるとベビーチェアを用意したり、食材を変更したりできます。こういった情報を伝えておくだけで、よりよいサービスで迎えてもらえるのでおすすめです。

3.来店の目的や、自分が何者かを伝えているか。

まず前提として、ほとんどの飲食店はお客様に喜んでもらいたいと考えています。なので、喜ばせるためにはお客様の情報がほしいので、それをきちんと共有する。

「ヤマモトと申します。お忙しいところ、すみません。そちらに伺うのは、はじめてなんですけど、予約できるか確認をお願いします。同僚との送別会で、●月●日に10名お願いできますか?友人からそちらのお店を強く勧められて、電話してみました。」

ちょっと丁寧すぎるかもしれませんが、こういう電話をしてくれるお客様に出会うと、そのやり取りひとつで「サービスしたくなる」ってあるんです。期待よりもっとおいしい料理を、いいサービスを提供したいと思っちゃうんです。

逆にいえば、お客様も予約の電話でお店の人の対応をみながら、「いいお店かどうか」「楽しみにしていいかどうか」を見極めることができます。

「電話の対応が気持ちよかったから、当日が楽しみだ!お会いできるのを楽しみにしていますってなかなか普段言われないけど、嬉しいな」みたいに。
いいお店は、大体、予約の時から感じがいいのです。

だから、”予約”から食事は始まっている。“料理”よりも、もっと前にまずは”予約”でお店を味わってみるのはいかがでしょうか?

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