シンプルは難しい
複雑に考えるな、シンプルに考えろと良く言われます。では何故、シンプルに考える事が出来ないのでしょうか。何がシンプルに考えさせる事を遮っているのでしょうか。
1.本質を具体的に設定していない
本質を明確に設定していないので、思考にブレが生じます。
・不規則に食事をしない。
不規則に食事をしないだけでは、基本的には夜食食べるかもしれません。勿論、一概にどちらが良いかは様々なケースがありわかりませんが、わかり易さで言えば前者です。
後者は仮に午前、午後と規則的な食事を心掛けていても、イレギュラーのケースもどこまで許容されるのかわかりません。今週は夜食はしなくとも、来週は夜食を規則的にするかもしれません。ある意味変則との境界線もはっきりしません。
結局、食事時間の取り決めを色々細かく決めて行く必要さえあるかもしれません。
2.シンプルとは
一方、思考をシンプルにしていくとどうでしょう。
例えば、夜食はしないといった場合はどうでしょうか。
夜は食べないという誰が聞いても一点集中であり、本質が明確であります。朝食べようが、食べまいが、そんな事は関係ありません。
夜は食べないと言う事だけに着目しております。
3.抽象化している
私達は、何かの物事を抽象化する事が多いです。なぜならば話がまとまるからです。特に対人関係であれば、相手の事は本当は相手にしかわからない事も多いはずです。
子供が万引きした時、➡子供が反抗期だからだ
イライラしている➡仕事が忙しい、悩みがある、私の事を嫌っている
他人がたまたま失敗する➡アイツにはまだ時期尚早
これらは評価、結論を急ぐせいか、本質を抽象化しております。
原因、理由はさておきイライラはイライラですし、失敗は失敗です。
仕事で失敗した原因は他の仕事で忙しいのか、スキルが追い付いていないのかはわかりません。それともたまたま失敗したのかもしれません。
そうであるならば、時期尚早と評価、判断する事はとても慎重でなければなりません。
何はともあれ、これら対人関係では評価を抽象化して複雑にしてしまいがちです。敢て間違った解釈へのリスクが付いてくる判断、評価をする必要などありません。
これらは対人関係だけでなく、様々な思考においても同じではないでしょうか。そうはいってもついつい、難しく考えすぎてしまったり、空想にふける事もあると思います。シンプルって意外と難しいですよね!
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