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ー肉斬骨断ーアメフトサッカー

ドイツに勝ったのにコスタリカに負けたのでスペインに勝って首位通過するしかなくなったとは言え「ワールドカップファン半世紀後半」に書いた通りグループステージをトップ通過できた。ベスト8に勝ち上がらないと新しい景色は見えないではなく、ドイツとスペインを破ってのトップ通過は十二分に新しい景色だ。対戦相手がリスペクトしてくれれば戦う上で有利になる。

Eグループ組合せに恵まれずGS敗退と気にしていなかったら、ベスト16の対戦相手となるFグループのベルギーやクロアチアの衰えは隠しきれず、トーナメントのくじ運には恵まれている。しかし1位のモロッコがすごい。アフリカのチームは早くて強いが脆いのが定番なのだが、何と堅守が持ち味だと言う。勢いある1位ではなく2位との対戦は間違いなく新しい景色だ。

劣るチームが前半抑えて後半勝負はサッカーの常道だが、連携プレー命だから固定メンバーが常識なのに、まるでアメフトのように前半は守備チームで後半は攻撃チームに変貌するのは斬新だ。英国発祥ラグビー同様交替人数は少ない。不測の怪我を考慮し延長戦で3人目の交替が認められたのが時間内OKになった時、3人も交替するなんてサッカーじゃないと言う人もいた。

この作戦は5人交替になったから取れるのだが、前半リードを許しても後半に逆転するのも常識外れだ。まあ強豪国相手では肉を切らせて骨を切るしか勝ち目がないのかもしれないが、得点が入りにくいサッカーでよくやれるものだ。ただしこの作戦は主導権をとってくる強豪国には有効だが、守ってくるかもしくはボールを持たせてくるコスタリカ戦では全く機能しなかった。

老練なクロアチアは堅守速攻をコスタリカよりも巧く速く実行するだろう。これまで通りならよくて0-0のPK戦だ。前半攻撃で後半守備にしたい。ボールキープできるなら1トップは不要だ。超攻撃的3-4-3システムがいい。3バックと両ボランチ両サイドバックに前3人はレギュラー背番号の8番9番10番が先発し、最初からやんちゃにいけば相手は大混乱必至だ。

#新しい景色を2022

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