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飼い猫やまとの治療記録9 退院!

室内飼いの黒猫「やまと」が「糖尿病」と診断されました。一時は状態が悪く入院していましたが、現在は退院し通院しながら治療を続けています。

ワタワタしており、前回からすっかり間があいてしまいました(;^_^Aやまとは元気です!

また、前回の記事からサポートいただきました。本当にありがとうございます。やまとの治療費として、大切に使わせていただきます。引き続き、ご協力頂けると嬉しいですm(_ _)m

◆不安でいっぱいの退院

入院して9日目の2月19日、この日は夕方に予定があり病院に行けないはずだったのですが、私と先方の間で行き違いがあり予定がキャンセルになりました。なので、病院に今日行けるようになりましたと電話をかけて面会に向かいました。

昨日のナトリウムの値は先生の言った通り間違いだったのか?正常値に戻っています。カリウムは少し下がっていますが、クロールも正常値に。この辺は+(プラス)と―(マイナス)の関係でどれかが下がるとどれかが上がる、という風に変動するので、この数値ならそこまで問題ではないでしょうとのことでした。

また、病院で朝インスリンを打ってからの血糖値の下がり方をモニターしたグラフを見せてもらい、6~7時間かけて血糖値が下がっていき、1度底まで下がるとまた上がってきてだいたい12時間で効果が切れる、と教えてもらいました。

そしてついにオシッコからケトン体が出なくなりました!長かったケトアシドーシスから抜け出すことが出来て、やっと1つ不安が消えました(*^^*)

ケトアシドーシスを脱したので点滴の必要もなくなったし病院では餌を食べないのではないかということで、このまま入院させておくのはあまり意味がないということになりました。なので2月10日の入院から9日目の19日、ついに退院することになりました。

糖尿病性ケトアシドーシスについてはこちら↓

https://note.mu/yamato_horn/n/n53857d80eac3

正直、退院するときは体調が良くなって元気になったときだと思っていたので、まだ本調子ではなさそうなやまとを退院させるのは不安がありました。ですが、昨日の怯えているような様子を見て、やはり退院させて家でゆっくりさせる方が良いのかもしれないとも思っていたので、先生の言う通り退院させることに決めました。

退院が決まったので、これからは家でインスリン注射をする必要があります。9日に病院で注射の練習はしていましたが、日があいたのでまた練習することになりました。

この注射器を使います。比較のためにペットボトルのキャップと撮ってみましたが、大きさが分かりにくいですね(;^_^A針には赤いキャップが、押す方には白いキャップが付けられています。

薬液(練習の時は生理食塩水)を注射器に吸ったら、猫の首の後ろ・肩甲骨のあたり(子猫時代に母猫に咥えられる場所)を引っ張って、そこに注射を打ちます。痛がる様子もなく、おとなしくしていました。

最初はやっぱりやまとに針を刺すのがためらわれましたが、退院したら私がインスリンを打っていかなければならないのでそうも言ってられません。先生に「出来そうですか?」と聞かれましたが、「やるしかないです…!」と答えました。

これがインスリンです。小さな瓶に入っています。

中央の灰色の部分はゴムになっていて、開ける前は赤いプラスチックで蓋がされていました。

そのままだと成分が沈殿していますが、やさしく転がすように混ぜると白く濁ります。落としたり激しく振ってしまうとインスリンが壊れて効かなくなってしまうので要注意です!冷蔵保存が必要ですが、冷蔵庫のドアの部分に入れておくのも良くないと言われました。衝撃に弱いようです。

このインスリンは12時間くらい長く効くらしく、朝と晩の1日2回、餌を食べさせてから注射をします。薬液の量は1の目盛りのところまで(1単位と呼ぶ)に決まりました。

また、肝臓と膵臓用の飲み薬ももらい、それを飲ませるための口の開け方も練習しました。

こんな感じですが、やまとはかなり嫌がります。そりゃあ、頭を鷲掴みにされた上に無理矢理口をこじ開けられたら嫌ですよね…。

詳しいやり方が書いてあるページを見つけました。今回のことでこのページには度々お世話になっています…!

https://nekopedia.jp/compliance/

先生は、家に帰れば餌を食べるようになるはずだし、そうなれば体調も良くなっていく!と信じているようでしたが、私は注射がうまく出来るか、その後低血糖にならないか、薬をうまく飲ませられるか、ちゃんと餌を食べてくれるか、膵炎や肝臓の数値は良くなっていくかなど、色々と心配の種をいくつも抱えて逆に退院してからの方が不安でした。

夜間診療はしていないので、何かあった時のためにと夜間救急の動物病院を教えてもらい、明日の朝インスリンを打った後に低血糖になったら怖いからと半日入院で様子を見てもらうことにして、キャリーにやまとを入れ、会計を済ませて帰宅しました。

◆いざ帰宅

帰宅したやまとはキャリーから出るとふらつきながらも家の中をうろうろし、爪とぎをしました。(余談ですが、今では病院から帰ると爪とぎをするのが恒例になっているので「怒りのボリボリタイム」と呼んでいます笑)

その後すぐにトイレに入ってオシッコをしました。が、その色を見てギョッとしました。今までに見たことが無いくらい赤かったからです。

血尿なんて初めてだったので、すぐに病院に電話をしました。病院でも血尿は出ていなかったらしく先生も困惑していましたが、ひとまず明日まで様子を見てくださいということになりました。

その後は机の下に落ち着き、じっとしていました。

その後2回目のオシッコをしました。

少し赤みは引いたものの、まだ赤いです。

そして3回目のオシッコで普通の色になり、やっと少し安心することが出来ました。

その後は赤いオシッコは出なくなりました。突発性の膀胱炎?だったのではないかということでした。

餌は匂いを嗅ぐものの食べようとはしませんでした。餌を食べたら注射をしてくださいと言われていたのにやまとが食べないので、低血糖になったらと思うと怖くて怖くてとても注射できませんでした。21時を過ぎていたので病院に電話することも出来ず、紹介してもらった夜間病院に電話しました。

(まるで電話しろと言っているかのような…。仕込みではなく、全くの偶然の写真です。この姿を見て、電話で聞いてみよう!と思いました。)

電話をしたものの、「ずっと診療している猫ではないので電話口でインスリンを打っても大丈夫だとはとても言えない。連れてくるなら診察は出来る」と言われ、大体の料金を教えてくれました。夜間病院ということで料金も高めで、行けそうにはありませんでした。

結局注射をどうしたら良いのかが分からないまま時間が過ぎ、22時頃になってやっと一口食べました。その後、20分おきくらいに一口ずつ2回食べましたが、ほんの一口なので注射をしてもし低血糖になってしまったらどうしよう…とずっと悩んでいました。

(飼い主の気も知らずに?私の足に頭をスリスリするやまと。一応はリラックス出来ていたようです。)

結局、病院で朝打ってから12時間以上たっているのでインスリンの効果が切れているであろうこと、強制給餌をしてもらったこと、見せてもらった血糖値のグラフと先生の説明から、低血糖にはならないだろうと信じて23時頃に注射を打つことに決め、初めてのインスリン注射をしました。ですがやっぱり怖いので、本当は1単位打たないといけないところを0.5単位に減らして打つことにしました。それでも、不安でしょうがなかったです。

注射を打ったら痛かったのか、怒って?トイレに隠れてしまいました(;_;)今までこんなことは1度も無かったのでショックでした。

幸いすぐに出てきてくれましたが(;_;)

その後は特にうろうろすることもなくじっと香箱を組んで目をつぶっていたのですが、それがただじっと寝ているだけなのか低血糖になってしんどいのかの区別がつかず、心配になって何度も起こしてしまいました。今思えば可哀想なことをしました…。

ようやく24時頃になってやまとがスースーと寝息をたてて寝始め、やっと安心して私も寝る準備をすることが出来ました。

とても不安で長い夜でした。

ちなみに、17日~19日の病院代は47,160円でした。累計は251,530円です。

音楽で自分ビジネスをやりたいと少しずつ実践中。頑張っていこうと思ってるので是非サポート宜しくお願いします!🙏やまとの治療のため、自分の経験や音楽活動のために大切に使わせていただきます!