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【学校給食の豚肉で産地偽装、10年以上も?(@_@)】

川崎市立の小学校80校・中学校33校で、給食に使われる豚肉を提供していた食品加工会社が、10年以上前から国産より安い外国産の豚肉を「国産」と偽って混入させていたこの事件。

まあ食品を扱う業者としては、「最低」の業者であることは言うまでもない。しかししばらくの「指名停止」の後、また納入業者として復活することも否定できない。なぜなら決められた(安い)予算の中で、学校指定(国産や大きさ指定・カット要請)通りに納入できる業者が減ってしまったからである。

私のスーパーも長年、学校や公立病院への納品をしていた。注文が細かくあまり儲けも無いので、断りたいのが正直な気持ちだったが、入札する会社も少ないため自動的に受けざるを得なかった。地域密着の辛いところw。


全国各地の給食納入業者は、基本その地域の業者を優先する。これは建設工事でも同じ。しかしウチのような少し大きな会社も入札に参加するので、仕事が欲しい中小企業は厳しいと分かっていながら安い価格で落札するしかない。(給食の原価は一食250円)

(初めの内はそんな気は無くても) 肉の相場も上がり、当初の落札額では納品すればするほど赤字が嵩(かさ)む(><)。国産より安い「輸入豚」を納品したって、調理してしまえば分かる訳ない。

期限切れの商品でもないし、前に間違えて混ざった時も何もクレームは来なかった。そもそも学校だって忙しいから、一度「値決め」してしまえば抜き打ち検査なんかしない。

☝️少し前に発生した学食や社員食堂の「給食提供会社」が急に倒産した事例は、「経営が厳しい中での原材料高騰」が引き金だった。この産地偽造会社にも同様の理由もあるかも知れないが、10年以上前からというなら罪は重い。


ではなぜここにきて事件が発覚したのか?行政の定期検査で見つけたと言うが、10年間お目溢しのはずもない。おおよそこんな場合は「内部告発」であろう。

👥従業員は100%社長の指示に従って仕事をする。悪い会社の中にも、罪の意識に苛(さいな)まれる普通の人の方が多い。毎月ウソの「産地証明書」を出すくらいの周到さなので、これから余罪も出て来るはず。

行政でもちょっと詳しい担当者がいたら、「この価格じゃとても納品出来ない…怪しいぞ?」と鼻が利くはず。納品側の業者が見ればすぐ「こんな値段じゃ偽造でもしなきゃとても無理!」ってすぐ分かりますよ(^_-)-☆

悪いことするとバレる・・・


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【小林 久ホームページ】

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