見出し画像

【その時、あなたに差した光は本物か?③カネ】

さて、経営が苦しい時に私に差してきた「光の正体」、前回の『②モノ』に続いて3回目は、4大経営資源「ヒト・モノ、カネ・情報」の『カネ』について☝️

【その③ 金(カネ)】

会社は手元に資金があれば、いくら赤字でも潰れない。しかし道楽で経営するのでない限り、これは許されないことだ。そのため経営者は必死にこの「血液」ともいえるカネを繋ぎ、枯らさない様に飛び回る。

厳しい時など自分の給料や貯金までも会社に注ぎ込むのだが、金融機関は社長や役員からの借入金など、鼻から無いものとして帳簿を見る。「それくらいの覚悟を持ってもらわないとこちらも困る!」と。

✅貧すれば鈍する、そして金に困ると加速度が増し、隠れていたボロが一気に表面化する。ご経験のある方も多いはず。まるで(それまで順調に回っていた)皿回しの皿たちが、同時にグラグラし始める様に…。もはや手遅れ、本人もどこかで気付いている。


👤そんな時、「金に困ってるんだって?力になろうか?」なんで手を差し伸べられたら、誰だって顔を上げて話に耳を傾ける。金が尽きれば会社は潰れる。家族や社員も路頭に迷う、怖い…。

「ゼロゼロ融資」も『光』だと思って満額借りたが、追加融資や借り換えも断られ、返済もできずにリスケ中。

筋の悪い金貸しとは言わずも、金利の高いビジネスローン、売掛金を担保にできる「ファクタリング」の勧誘、手形割引、個人的に支援者を集める私募債や増資の提案etc。「消費者金融(サ◯金)」まで入れたら意外に見えない財布は存在する。

☝️喉がカラカラの時、切羽詰まった経営者は「泥水」でも「塩水」でも生きるために飲む。儲かっている会社が飲む「ミネラルウォーター」や「スポーツドリンク」を横目で見ながら。

しかしいずれそんな金は返せなくなって社長の首を真綿で絞めていく。「神風が吹いた!」「俺はツイてる!」と胸を張った社長の資金繰りは、「延命」には役立ったが再生燃料にはならなかった。

💡それは『光』ではなく一瞬光っただけのカメラのフラッシュ。葬式なら『お香典』みたいなものだ_| ̄|○


「カネ」には現金だけでなく、借入金・株や債券なども含まれ、多いほどそれだけ経営資源が豊富になり、選択肢が増えて経営規模も広げられる。「カネ」をどう配分してどう使うかは、会社の将来性に大きく影響する。

しかしその場しのぎでやり過ごして来た「時間軸の概念」のない経営者は、必ず行き詰まる。「カネ」が経営のためでなく、存在のために浪費されていくからだ。

儲からないことをする経営者は「バカ」である。初めはともかく、然るべきタイミングで黒字転換しない事業の「損切り」も社長の決断だ。決められない社長はタイミングを逃し、手遅れになってもそれを認めようとしないもの。

※ 私が偉そうにアドバイスできるなら、これら「首を傾げる金」に頼る段階なら会社は既に終わっている。悪いことは言わない、もう終わりにした方が賢明である。(夢を挫いて申し訳ない🙏🏻)

『どん底からの復活(大抵は金の苦労)』は美しいが、復活する人はごく稀である。あるいはそもそも「どん底」ではなかったのかも知れない。

👉そんなの経営者失格のお前の「負け惜しみ」だろ💢そもそも経営の資質がないからダメになるんだ!

👤おっしゃる通りです。自戒を込めて。

【教訓③】金は天下の回りものだけど、自分の所を避けて回るもの。

あなた様だけは、決して同じ目に遭いませぬようm(_ _)m


※最後までお読み頂きありがとうございます!

あなたが失敗した時、迷った時、逆境の時、倒産地獄から生還した私だからこそできる励ましを届けたい。皆さんの力となり、笑顔になれる記事を投稿していきます。私もまだ発展途上です、一緒に成長していきましょう!

【小林 久ホームページ】

https://www.kobayashihisashi.com


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?