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【嬉しいような、申し訳ないような(^^;】

昨夜は地元で講演会を頼まれたため、自分の車で会場に向かった。あまり地元で話をするのは得意ではない、というか気が引ける or 出来ればやりたくないのが正直な気持ちでもある。

山梨県では少し有名だったスーパーを倒産させ、沢山の応援団に破産処理費用などを支援してもらったことは今でも感謝に絶えないが、同時にご迷惑をお掛けした方々が多いことも事実である。

いくら法的に処理が済んでいる身とは言え、(私がその立場でも)やはり許せなかったり、もう過去の出来事とはいえ、文句の一つも言って困らせてやろう、というのが人情とも言える。

私は「頼まれたら断らない」をモットーにしているため、お座敷(講演)の依頼は全てありがたくお受けしている。依頼主も様々で「なんでこの団体が?」と首を傾げることも多いほど「全方位対応」の講師であるw


☝️さて今回の講演会、依頼主はなんと私がご迷惑を掛けた(債権者である)金融機関からのものだった。窓口は違うが合併後は同じ金融機関というよくあるパターン。

前にも違う県で、同じ「債権者」の銀行から依頼されたことがある。こんな時は知り合いもいないので気は楽である。「恩返し」なのか「恩を仇で返す」のかは別にして…。

👤「あんなヤツを講師に呼ぶなんて許せん💢」

地元で話をすることが告知されると、(ごく稀だが)この様なクレームが届くことがある。事務局からそんな経緯を聞くと、イチャモンの内容がワンパターンなので、おそらく同じ人だと推測する。

しかし話す方からすれば、主催者や参加者に迷惑を掛けてはいけないので、多少の気遣いと話す内容を調整して、「もしも」の場面に対応する。

☝️さて講演会本番、金融機関主催にしては多い70名超の参加者が目の前にいた。参加者名簿はなかったが、知っている顔も多い。この中に「刺客」がいるのか…? 勝負である!

ーーーーーーーー中略ーーーーーーーーー

冒頭に加えた「地域へのお詫び」を済ませた後は(自分の立場を棚に上げ)、いつもの様に言いたい放題のトークショー🎤

誰だって湿っぽい苦労話を長時間聞くなんて退屈以外の何者でもない。そしてそれ用の講演原稿も持ち合わせていない。事前に「いつも通りお願いします」とも言われていたこともあって。

☝️講演会は無事盛況の中終了した(フゥ〜〜)。


懇親会で主催者と話をした。

私「どうして私を選んでくれたんですか?ご迷惑を掛けた会社だし、県内には私のことを良く思わない方もいるはずです。ましてやそんな危ない私を銀行が講師に選ぶなんて(^^;」

👤「私も山梨に来てそんなに長くないのですが、(コ◯ナ明け)久々にやるイベントで、お客さんを呼べる講師を探した所、あなたの名前が出ました。そして倒産の経緯を調べた上で、数名の方に意見を求めた結果、満場一致でした」

倒産や破産をした後(法的に処理済みであっても)、そのことでその人を拒否することは金融機関のポリシーに反するとのこと。誠に有難いことである🙏🏻

☝️一つだけ主催者から注文が付いた。
クレームを付けた方にも配慮して、今回の講演会をあなたの「講演実績」には載せないで欲しい。クレームを付けた方の顔も立てなきゃならないのが金融機関ですので🙏🏻

もちろんOK!である。
すでに地元の参加者がFacebookにバンバン上げちゃってるので(^_−)−☆


※最後までお読み頂きありがとうございます!

あなたが失敗した時、迷った時、逆境の時、倒産地獄から生還した私だからこそできる励ましを届けたい。皆さんの力となり、笑顔になれる記事を投稿していきます。私もまだ発展途上です、一緒に成長していきましょう!

【小林 久ホームページ】

https://www.kobayashihisashi.com


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