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IME(かつてならFEP)の単語登録

パソコンのカスタマイズ、とまでいかなくとも、自分に使いやすいように工夫している人は少なくないと思います。

中でもポピュラーなものは、IMEへの単語登録ではないでしょうか?

最近のIMEは賢くなっているので、例えばATOKなどでも最初の数文字を入力した段階で、最近の入力変換傾向を参照して候補を表示してくれます。ですから、さほど単語登録をしなくても使い勝手は悪くないのですが、やはり登録の便利さは顕著なものです。

例えば、「あどれす」でメールアドレスに変換登録してます。便利です。

仕事で使うような単語、例えば社員の名前とかプロジェクト名などはクリップボードから貼り付けできるようなソフトを使ってます。
その方が社員の入退社や新規プロジェクトや終了したプロジェクトへの対応が楽ですから。

しかし、クリップボード管理ソフトなどなかった、MS-DOSパソコンを使っていたころは、社員名や外部のスタッフ、得意先とか色々単語登録していたものです。

単語登録も、例えば「サトウケンイチ」という社員を「さとけん」で、「サトウタロウ」を「さとた」で登録するのは、普通だと思います。

しかし、時には人としてイケナイ登録の仕方もしてました。

それは何かというと、何かと反りの合わない上司や嫌いな同僚の名前を単語登録する際に、罵倒言葉で登録して、入力のたびに溜飲をさげる、というテクニックを使うことです。

たとえば、さきほどの「サトウケンイチ」を「さとけん」ではなく、「あのばか」とか「あのでぶ」「やくたたず」などの罵倒言葉で登録します。
うんと気に入らない輩には、「くそおやじ」なんて普通に入力するよりも面倒な登録をしたりして。(^^;

しかしこのやりかた、単純ながらストレス解消には役立ちました。
だって書類を作成する際に、嫌いな部長がこういった、という文章ならば、「あのばかがこういった」と入力して変換。なんだか小気味のいいことでした。

まあ人間としては、確かに決して美しい行いとはいえません。
しかしそれでストレス解消して気持ちよく働けるのであれば、よいのではないでしょうか?

注意すべきは、「ばか」とか「でぶ」「はげ」という罵倒言葉そのもので登録しないことです。
必ず「あの」などの指示語を付けましょう。
こうしておけば、「ばかげたことだ」と入力変換した時に、登録した氏名には変換されなかったハズです。

当時は一台のパソコンを複数人で共有することが多かったので、こういう点にも留意が必要なのでした。

もっとも、ある時、単語登録一覧をプリントアウトした人がいて、全部見られてしまいましたけど。
まあ笑って済ませてくれたのは、その人も、罵倒言葉で登録された人たちに対して同じ印象を持っていたからなんですけどね。