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絵を描いて、動画を創りました:『あぶくになる』作業風景

 こんばんわ。やみくもです。ボカロPをやっています。

 私は絵も描きます。拙いものですが、自分から選択肢を狭めたくない、色々な方法で自己表現がしたいという気持ちで続けています。
 そして、ボカロPとしての私に、絵を描いてくれる知り合いはいません。

 つまり、私が絵を描くのです。動画に使う絵を。

動画を創るということ

 絵を描くという行為は大好きです。先ほども言いましたが、文章や作曲とはまた違う世界で自分を表現できる。すごく楽しいです。

 しかし、動画となるとまた別です。

 動画を創ること。まだど素人ですが、大好きです。
 でも、立ち絵を作る感覚とは全く違います。色々工夫してみますがなかなか難しいです。例えば、字幕の出し方。例えば、カット割。そして、膨大な素材の用意。 

 「映像作品を創る」感覚は「絵を描く」感覚とは全然違います。もちろん、「作曲」とも違います。

 ちなみに前作『あぐのーしゃ』はほぼ一枚絵でした。
 ただ、一枚絵にする以上は気合の入っていて面白い絵と文字を入れやすいレイアウトが必要だと思います。

 『あぐのーしゃ』ではそれとメタ認知を意識して絵を描いています。

『あぶくになる』作業風景

 前作が一枚絵だったこともあり、「次の作品はストーリーのある動画(紙芝居みたいな感じで)形式にしたいと思っていました。

 ストーリーをやりたい気持ちがあったのは、作業工程の記録を見ても分かります。

  • 2023年1月24日:音源完成

  • 1月25日:絵を描き始める

  • 1月29日:全てのイラストが完成

  • 1月30日:動画編集完了。動画投稿


 と、1月30日に投稿するために結構怒涛の1週間を過ごしていました。

 だだ、見て欲しいのはそこではありません。今回は、「音源が完成してからイラストに手をつけ始めている」のです。
 『あぐのーしゃ』の時は途中から絵ができていましたから、結構対極的です。

 曲にはストーリーがあります。だから、私は動画にも「動画独自のストーリー」を付けようと思いました。
 多少食い違ってもいい。それでも、単体で見て楽しめるような創作をしたい!

 ということで『あぶくになる』では曲が出来上がった状態で創り始めテーマのようなものを吸収してから動画を創りました。

 そして、今回は全てデジタルで作業を行いました。これまでは
①「スケッチブックにアナログでラフを描く」→②「写真を撮ってモノクロにして線の強弱をハッキリさせる」→③「アイビスペイントで線をなぞってデジタル化する」→④「カラーなどデジ絵作業をする」
 というまどろっこしい作業をしていました。

 しかし、今回Apple Pencilを買いまして、iPadとアイビスペイントを使って完全デジタル作業で絵を描きました。デジタルは早く描けるのが一番いいですね!

 ただ、今回の動画のトリに当たる主人公(あぶくちゃんと私は読んでいます)の大人姿だけはアナログでキャラクターデザインを行いました。

キャラデザ,スケッチブック,1/25

 ちなみにデジタルで加筆して動画内で使ったものの縦長ver.がこんな感じです。

あぶくちゃん,縦長,1/29

 影と意匠はほとんど加筆していますね。

 
 私がわざわざアナログのキャラデザを用意してデジタル絵にしたのには理由があります。

 それは簡単で、「アナログの線が大好きだから立ち絵では残したい!でも、デジタルで手書き風陰影をやった時特有の質感も見たい!」というよくばりです!

 今回の動画はストーリー性とは別に「デジタルでアナログ風の陰影をやる」というのがコンセプトにありました。

 さきほどの立ち絵では、私のやりたい事がかなりできた気がします。曲・動画合わせて、やみくも渾身の作と言ってもいいかも知れません。

 まだ「見てない!」という方がいたら、ぜひ見みてください!

あとがき(省略可)

 こんな感じで動画を創ってます!と言う記事でした。技術論があんまりなくて申し訳ないです。他の方に教えられるほどの実力があるわけではないので、私の中にある価値観とか方法論とかの話になりました。
 ちなみにこちらの記事ではもう少し作曲や作詞の話をしています。

 ベタなことを言いますが、創作をやってみるのは楽しいですよ!「何も創った事がない」「音楽/動画/絵はやるけど他の創作は…」という方も大丈夫です。

 私は、どうしようもなく絵が下手でした。今でも下手です。音楽だって、歴がすごく短くて狭いジャンルですら四苦八苦しています。動画に至っては、できると言っていいのか怪しいです。
 
 それでも、楽しいです!


 ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

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