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あぶね〜〜!不法入国するところだった〜〜!!

時は2014年8月。みりんちゃんが大学2年生だった頃のお話。
きっと察しのいい人はサムネで何が起こったかわかっちゃうはず笑
そんな過去の結構な失敗話を旅行記として聞いていただければうれしいです。

高校を卒業後、付属のF欄伝統ある女子大に進学したみりんちゃんは、学内選抜という名の単なる申込みを経て、カナダのトロントへ8ヶ月間にも及ぶ留学に行っていました。
事件が起こったのは意気揚々とカナダへ渡ってからわずか2週間目。8月の出来事です。

悲劇の始まりはナイアガラの滝への日帰り旅行

かつて私が住んでいたトロントから、かの有名なナイアガラの滝までは意外にも車で1時間半ぐらいで行けちゃうんです。

トロント発の日帰りバスツアーや、長距離バスもリーズナブルな価格で出ていて、留学生や観光客に大人気の旅先です。

トロント大学(の付属語学学校)に通っていたのでトロント大学発にしてみました

みりんちゃんも異国の地に浮かれ散らすハタチ。カナダに渡ってすぐ、同じ大学の友達たちとツアーに申し込んで日帰りで遊びにいきました。

冬がとにかく長くて険しいカナダの8月は、みんながどこか浮き足立ってて、芝の管理はゴルフコースぐらい行き届いてるわ、花は綺麗に植えられてるわで短い夏を高濃度で楽しんでいる様子が伝わってきました。

滝も本当に綺麗で!!!!クルーズ船に乗って大接近したり、写真を撮影しまくったりとショートトリップを満喫しました。

9年前の私、写真もっと頑張れ①
9年前の私、写真もっと頑張れ②

カジノもあったけど当時は「お金をかけるなんて危ない!!」っていう思想でした。今なら間違いなく入り浸ってるわね。

問題のレインボーブリッジ

さて、本題の不法入国ですが、ナイアガラの滝には「レインボーブリッジ」と呼ばれる、徒歩でカナダ⇆アメリカを往来できる橋があります。現地の方は、徒歩で国境を跨いで免税ショッピングを楽しんで自国に戻ってくることが可能というわけです。

そしてなんとこのレインボーブリッジ、改札機のコイン投入口に1.5セント(当時)を投入するだけで簡単に渡ることができちゃうんです。

引用:https://4travel.jp/os_shisetsu/10265451

そう。大変なことにみりんちゃんはカナダとアメリカの国境で反復横跳びをすることしか考えておらず、なんとパスポートを持たずに出国してしまったのです!!

一通りの写真撮影と反復横跳びを終え、いざカナダの領内に戻ろうとしたところ、並ぶ人々の先にはなんだか見覚えのあるカウンターが。

「エ……入国審査あるやん……」←それはそう

と、そのタイミングでパスポートが必要なことに気づき、大パニックになるみりんちゃんとその友人。

一生橋の上で暮らすことになる?こんな薄着なのにカナダの越冬は無理よ!?

日本に強制送還される?まだ7ヶ月半も留学残ってるよ!!!

最悪の事態が頭をよぎります。
とにかく、橋の上に住み続けることもできないし、なんなら帰りのバスの時間も迫ってるしでなんとかレインボーブリッジから脱出しなければいけません。セルフでレインボーブリッジ封鎖してんじゃないよ。

コワモテ入国審査官に留学2週間目の拙い英語で恐る恐る
「パスポートないまま出国しちゃってん……」
とお伝えすると、そのまま逮捕!!!!という事態にはならなかったものの、流れるようにイミグレーションオフィスに連行されました。 

イミグレーションオフィスに連行

イミグレーションオフィス内は、おそらく私たちのようにノーパスポート出国をキメてしまった人々で大混雑でした。でもみんなしばかれてないし、泣き叫んでる人もいないので多分出られそうと、一旦一安心。ざっとみた感じ中国系の方がめっちゃ多かったです。

勢いで行っちゃうよね。わかる。

イミグレーションオフィスが混んでて、バスの集合時間にすら間に合わないかも…と絶望する私たちでしたが、なぜかすぐ受付番号が呼び出されて手続きをしていただくことができました。

リュックのチャックをかっぴらき、手持ちの学生証や身分証を見せまくり、とにかくウッカリで渡ってしまったことを猛烈にアピールしました。イミグレーションオフィスの職員さんも慣れているようで、5分ほどお説教されたのち再びカナダの地を踏むことが許されたのです。

なんとか帰りのバスにも間に合ったみりんちゃんと友人は留学先の重めな洗礼に反省しながらもナイアガラの地を後にしたのでした。

学び

今となってはオモロ話ですが、当時は本当に大パニックでした。
この一件以来、旅先ではすぐそこのコンビニに行くようなちょっとした外出でもパスポートは必ず持ち歩くようになりました。

留学を通して、いつでも自分を証明できることの大切さを学んだのでした。
島国に住んでると、陸路での越境って本当にわからないから気をつけなければいけないね。

みりんちゃんについて


旅行大好きなフリーランスです。
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