見出し画像

働くということ

こんばんは。ご覧いただきありがとうございます。
障がい者雇用の現場に15年働いている経験からこの記事を書いています。
今回は会社で働くということについて書いていきます。よかったら、好き、フォロー、コメントなどしていただけると励みになります。よろしくお願いいたします。

結論

アドルフ・アイヒマンになることである。

1.アドルフ・アイヒマン

アドルフ・アイヒマンはナチス・ドイツにおいてゲシュタポ・ユダヤ人課課長の職にあり、どうやったらユダヤ人を効率よく、数多く殺せるのかの実務を担っていていた人です。彼は戦後、逃亡先のアルゼンチンでイスラエルの秘密機関であるモサドによって拉致され、戦犯として裁判を受けました。そこでユダヤ人虐殺の罪について問われると、彼は「自分は上司の命令に従っただけ」だ答えた。1942年3月から絶滅収容所への移送が始まったが、その移送プロジェクトの中枢こそがアドルフ・アイヒマンであった。ヨーロッパで総力戦体制となるなか、一台で多くの戦車、車などを移送しないといけない中、交通省と折衝して輸送列車を確保し、ユダヤ人の移送に努めた。続く2年間にアドルフは「500万人ものユダヤ人を列車で運んだ」と自慢するように、任務を着実に遂行した。1944年3月には計画の捗らないハンガリーに派遣される。彼は直ちにユダヤ人の移送に着手し、40万人ものユダヤ系ハンガリー人を列車輸送してアウシュヴィッツのガス室に送った。1945年にドイツの敗色が濃くなると、親衛隊全国指導者のハインリヒ・ヒムラーはユダヤ人虐殺の停止を命令したが、アイヒマンはそれに従わずハンガリーで任務を続けた。彼は更に武装親衛隊の予備役として委任させられていたため、戦闘命令を回避するために自らの任務を継続していた。組織のタスクを忠実に行いつつも、自分の保身も忘れなかったアイヒマンにサラリーマン生活がダブルのは私だけでしょうか。

2.組織への忠誠か倫理か

日本郵政でパワハラのニュースが最近話題になりました。

有力局の局長は俺が辞めた後でも必ずつぶすといわれていますね。この内部通報した方は進退を覚悟して出したのだと思います。日本郵政のガバナンスの問題はかんぽ生命の切り替え問題もあったり、国営化時代との歪が出しきるのはもう少し時間がかかるのかなと思います。でもパワハラした局長は、巨大な日本郵政の特定局の局長の集まりである全特会出身者に参議院から議員がでていることからも会の強さが分かります。よくコントロールが効いてるということと、ガバナンスが正しく行われているということはイコールではないのです。会社で働いているとこれでいいのかと思うことは大なり小なりあります。

3.コンプライアンス

法令遵守や法令順守と呼ばれているものです。これは当たり前のことなんですが、多かれ少なかれ守っていない会社は多いです。これをすべての企業が守っていたらそもそもブラック企業はないです。私も最初エンジニアをしていた時は残業代は出ませんでした。月100時間残業してもでませんでした。誰かが労基署に訴えて労基署の調査が入り、残業代がでるようになりましたが、そもそも厚生労働省自体が官公庁の中でも突出して残業が多く、きついことで有名です。コロナ担当職員がどんどん辞めていくのも仕方がないかと思っています。志だけではなんともいきません。粉飾決算がある会社も大体ガバナンスはしっかりしているので、法令違反が発生します。一人の会社員の判断だけで粉飾決算が起こることはありえないのは、経理などの仕事をされたことがあればお分かりになると思います。ある運送会社では無期転換しないといけないので5年目の1日前でクビにしたところ、訴えられて賠償金を支払っていました。私も働いたことのある日本で最も社員幸福度かなんかが高い会社でも、違法な首切りは発生していました。働いている方が内部通報することはほとんどなく、普通に雇用に関する問題は日々おきています。

4.ガバナンス

会社は常に売り上げと利益を出すことを主目的として活動しています。そのため、最近では企業のガバナンスがしっかり働いているのかを株主を中心にみれています。企業統治ともよばれますね。これは会社が考えている儲け方の理念について、末端の社員まで共有できているかを試されています。同じ方向を向いて、そこに向かって頑張らないと数字を取りに行けないからです。これは役所で働いているとよくわかります。大体各官公庁から通達が来るからです。この通達に従って役所は行動しないといけません。いや、うちの地域はこれに従えないとなった場合は自治体などが国を訴訟することもあります。ふるさと納税の返品をめぐってそういったことが起きました。ですがこれはレアなケースです。

結論

アドルフ・アイヒマンになることである。会社がカラスを白いといえば、カラスは白くなります。組織に逆らって、会社をやめて、それでお前は暮らしていく能力はあるのか?ちゃんと給与もらえるのか?家族は養えるのか?露骨にいわれなくてもいろいろと考えないとけないことは多々あります。それなら違法だと思っても組織に従ったほうがよいのでしょうか?正直よくわからないですね。私個人としては給料とトレードオフだと思っています。

俺こんな仕事したくて会社入ったのかなと思う方へ

就職したものの、俺こんな仕事したくて会社はいったのかなと思う方は至極真っ当です。それでも仕事を3年続けたほうができればいいです。会社や組織ってそういうもんなんです。誰かがやらないと、誰かがやることになります。その順番はいつか回ってきます。その時に正義が勝つのか、悪が滅びるのか、それとも黙って去ったほうがいいのかは考えないといけないかもしれません。

雇用や労働について会社相手に裁判を起こそうと思われている方は、労働組合に相談すると良いと思います。労働争議のプロがまっています。各種ユニオンなどで相談にも乗ってくれると思います。


よろしければサポートお願いします。頂いたサポート費用は、本の購入、より良い情報発信のためにありがたく使わさせていただきます。