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そのデザインは課題を解決しているか。

どうもこんにちは、やまかず です。

現在多摩美の統合デザイン学科にいて、僕も含め、与えられた課題を解決できているのかどうかって視点がかなり少ない人が多いと思ったので書きます。


課題を解決してるかどうかが最も重要。

そもそもデザインは「問題解決」をしなければなりません。クライアントの依頼に対して、適切かつ美しい回答をすることが良いことだと思っています。ただ、学生の傾向としては、「美しさありき」「自分の好きなものありき」「技術ありき」考えることが多いと思っています。そして、そのまま講評に臨んで、教授陣に「これは本当に解決できてるのか。」とか、「課題的には違うかなぁ..」って風なことを言われています。(僕も)

最近の例を挙げます。僕は最近統合デザイン学科のオープンキャンパスのwebサイトを作りました。

今年の統合デザイン学科のオープンキャンパスのグラフィックは、赤と青で構成された、連続的に同じ文字やイメージが並んだものばかりでした。なのでコンセプトを「連続的伝達」だと捉えました。そこで作った、webサイトのコンセプトは「連続的に何か伝えようとしている動くグラフィックが、また連続している」という、元のコンセプトをさらに強くしたものを立てました。

あと、そのコンセプトを立てる前に一度、ターゲット・目的・メディアなどを考えていました。その時僕は「統合デザイン学科を知ってもらい、入学したい!と思ってもらう。」という目的を掲げました。僕はこの目的がコンセプトと合っているし、コンセプトは新しいし、面白いから絶対このアイデアいいじゃん!って思って制作を始めました。


ただ、オープンキャンパスが終わった後様々な意見を聞きました。中でも気になったのは「文字が小さい」「文字がコピペできない」でした。(大学の先生も言ってました。)

そもそもオープンキャンパスのwebサイトにはどういう人が見にくるのかって考えると、「オープンキャンパスっていつやってるんだろう..、どんなだろう..、面白いのかな..、場所はどこかな..。」などの疑問を持ってくるものだと思っています。

なぜwebサイトというものが存在するのかというのを考えると、「しっかり対象の情報を様々な人に伝える。」ために存在しているんだと思うんです。だから、「情報を他人から他人へ伝達しやすくする。」「情報を他人へしっかり伝える」っていうデザインがされていることがかなり重要だと思いました。


まとめ

こういう経験を通して、そもそも自分がやっているものの目的はなんなのかなど、いかに精度高く課題・目的を定義できるかがかなり重要だと思いました。

お疲れ様です。読んでくれてありがとうございました〜!



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